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「飯田さんは絶対浮気はしませんわね。きっとお付き合いしても相変わらず真面目そうですわ…」
『ん−！想像つくね』
きっときっちり交際を申し込んで、何だか何事も合理的にいきそう。
「飯田って手を繋ぐまでに何年もかかりそう」
「もしかしたら結婚してからしか繋げないんじゃ…」
「はは、流石にそこまでじゃないだろ？」
「飯田ちゃんならありえるわ」
拳藤が冗談のようにそういうと、A組女子は皆いたって真面目な顔で首を振る。
ガチか、マジなのか。
“純粋ハイパー真面目だから“と言うA組に、予想を遥かに超えた真面目度を感じたB組は、飯田をそっと頭の中の選択肢から消した。
「それじゃ緑谷は？」
「あの子っていまいちよくわかんないんだけどさ」
『よくわかんない、とは』
「体育祭でも、埋めてある地雷使ったり大胆な戦法取ったと思えば、決勝ではノーガードの殴り合いみたいな事したり、でも廊下とか食堂とかで普段見かけるとイメージが違うんだよな」
拳藤はそういって、お茶子は説明しようとするがうまく言葉が出てこなくて。そんな彼女に助け舟を出すように梅雨ちゃんが代わりに口を開く。
「そうねえ、緑谷ちゃんは…すごく努力家だと思うわ。日々感じる全てをヒーローになる為に活かそうとしているわ」
合ってる？と梅雨ちゃんはお茶子を振り返って、お茶子は笑顔で大きく頷いた。
「デクくん見てると、私ももっと頑張ろうって思えるよ！」
「そうなんだ。周りにそういう気持ちを思い起こさせるっていいね」
彼女に緑谷の魅力が伝わった気がして、お茶子は笑う。それを見て、芦戸は彼女自身にとっての最大の緑谷を表すものを付け加えた。
「あ、そんですごくオールマイトオタク」
「彼女とのデートオールマイトの握手会だったらオールマイト取りそう！」
「容易に想像できますわね」
「え？学校で会えるのに？」
と首をかしげる柳に、絶対そう！！と力強くいうのはA。
「それが緑谷という男」
「ていうか彼女とのデートにオールマイトの握手会に行きそうだよね」
「それは…そうかもしれん」
「でしょー？」
いい子なんだけどね、彼氏としてはない。という言葉によって、緑谷も選択肢から消える。
『じゃあ爆豪は？』
「ないな」
耳郎がバッサリと斬って、他の女子たちも彼女に続く。
成績優秀・将来有望…だけどあの性格を考えると、ね。
男子の名前が出てきては却下され…結局、選択肢から全滅してしまった。
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なんなん(プロフ) - 野菜さん» ありがとうございます＞＜！！！ (2021年9月12日 22時) (
レス) id: dff1beac48 (このIDを非表示/違反報告)
野菜 - 主人公の段々強くなって行く姿が良い！！ (2021年9月12日 17時) (レス) id: 0ac70a73d6 (このIDを非表示/違反報告)
なんなん(プロフ) - みかんさん» ありがとうございます！！励みになります◎ (2021年9月9日 23時) (レス) id: 03513d5678 (このIDを非表示/違反報告)
みかん - 1、2、3と読ませて頂きました！お話がいい感じに原作に沿っていてめちゃくちゃ好きです…！！お話の更新毎回楽しみにしてます！ (2021年9月9日 16時) (レス) id: 113c0ba69b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なんなん | 作成日時：2021年9月9日 16時
