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伏「呪いの数が増えてきた、近いな」
階段を駆け上がりその角を曲がると
目的の呪いの大元を見つける
呪いの側で誰かが壁に寄りかかり倒れている影が見える
伏「見つけた！！」
一条寺！？なんでコイツまでいんだよ！
それにしても運が良いな。こんな近くにいて一人だけ取り込まれていない
伏「クソｯ人間ごと呪物を取り込む気か！！」
間に合わないかと思ったその時
待っていろと言ったはずの虎杖が窓を蹴り割って校内に入ってきた
伏「虎杖！？
(ここ四階だぞ！？)」
虎「！？伏黒！A、頼む！」
そう言われて驚く暇もなくすぐに
一条寺を抱き上げて、呪いを祓う
微かに首元に息が当たるのを感じ、ふと手元に目を向ける
伏「(目立った傷はないみたいだな。でも気失ってる、頭打ってんのか)」
虎「これが呪い？思ってたのと違うな」
伏「なんで来た。と言いたいところだが、良くやった」
虎「なんで偉そうなの」
虎「因みにあっちで呪いバクバク喰ってんのは？」
伏「俺の式神だ。見えてんだな。
普通呪いってのは見えねぇんだよ。死に際とかこういう特殊な場では別だがな」
虎「あー確かに。俺今まで幽霊とか見たことないしな」
虎杖は呪いや式神を見ても暢気な返答をしてきた
伏「オマエ、怖くないんだな」
虎「いやまあ怖かったんだけどさ。
知ってた？人ってマジで死ぬんだよ」
……。
伏「は？」
虎「だったらせめて自分の知ってる人くらいは正しく死んでほしいって思うんだ。
まあ自分でもよく分からん」
虎「A、ありがとな」
伏「…ああ」
虎杖が一条寺を貰い受けようと立ち上がると抱きかかえていた女のポケットから呪物が出てきた
虎「おっ。これが？」
伏「ああ、特級呪物"両面宿儺"の指だ。もろとも喰われなかったのは奇跡だな」
虎「喰ってどうすんだ？美味いのか？」
伏「馬鹿言うな、より強い呪力を得るためだ。危ねぇからさっさと渡せ」
虎「はいはい」
その時＿＿
虎杖の頭上に先程とは違う呪霊が現れた
伏「！？ 逃げろ！」
虎「伏黒！」
天井を壊して出てきた巨大な呪霊
伏「"鵺"」
体を掴まれ、式神を出そうとするも
伏「ガｯ」
体を投げられ壁に飛ばされる
今の衝撃で、玉犬二匹が解かれてしまった
呪いは学校の壁を壊して、俺はそのまま外に投げ出された
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うり(プロフ) - みーたんさん» はじめまして！ありがとうございます。嬉しいです＾＾ (2021年12月29日 19時) (
レス) id: ded462caba (このIDを非表示/違反報告)
みーたん - 初めまして！！とっても面白いです！！続き楽しみにしています！！ (2021年12月29日 16時) (レス) id: 17b40665d7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うり | 作成日時：2021年12月22日 19時
