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夜「窮地にこそ人間の本音は出るものだ。
納得のいく答えが聞けるまで攻撃は続くぞ」
虎「つーかそもそも他人じゃなくて
家族の遺言だっつーの!」
悠仁に攻撃された呪骸は、人形の特性を活かすかのようにそのまま吹っ飛んだ
その勢いでこの空間の灯りが消えて何も見えなくなる
夜「家族も他人のうちだろう。
呪術師は常に死と隣り合わせ。
自分の死だけでない、呪いに殺された人を横目に呪いの肉を切り裂かねばならんこともある。
不快な仕事だ。
ある程度のイカれ具合と高いモチベーションは不可欠だ。
それを他人に言われたから?笑わせるな!
まだ死刑を先伸ばすためだと言われた方が納得がいく」
虎「っざけんな!俺は」
夜「君は、自分が呪いに殺されたときもそうやって祖父のせいにするのか!」
やっぱり風貌や、オーラは隠しきれないみたいだ
先程感じたのは上に立つもののそれ
威圧感は感じるも、不思議と恐怖は感じない
『(いい人……とても)』
虎「っ!アンタ、嫌なこと言うなぁ」
夜「気付きを与えるのが教育だ」
虎「俺は、別に…」
夜「死に際の心なりを想像するのは難しい。
だがこれだけは断言できる。今のままだと大好きな祖父を呪うかもしれんぞ。
呪術師に悔いのない死などない。
今一度問う。
君はなぜ、呪術高専に来た」
虎「宿儺を喰う。
それは俺にしか出来ないんだって。
死刑から逃げられたとして、この使命から逃げたらさ
飯食って、風呂入って、漫画読んで、ふと気持ちが途切れたとき
ああ今宿儺のせいで人が死んでるかもなって凹んで俺には関係ねぇ俺のせいじゃねぇって自分に言い聞かせるのか?
そんなの御免だね。
自分が死ぬ時のことは分からんけど、生き様で後悔はしたくない」
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うり(プロフ) - みーたんさん» はじめまして!ありがとうございます。嬉しいです^^ (2021年12月29日 19時) (レス) id: ded462caba (このIDを非表示/違反報告)
みーたん - 初めまして!!とっても面白いです!!続き楽しみにしています!! (2021年12月29日 16時) (レス) id: 17b40665d7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:うり | 作成日時:2021年12月22日 19時