【銀魂】沖田家の長女は変装をして真選組の女中になっているようです。

＃７ ページ7

「えっと…………すいませんでした」





「ごめんで済んだら警察要らねーっつーの。この糖尿クソ天パが」





「ねぇちょっとこの子スゲー人の心抉ってくるんだけど。いつもより毒舌に磨きがかかってるんだけど。てか俺まだ糖尿じゃないから！予備軍だから！」





大して変わんないでしょうが。

私はソファに腰掛け脚を組み女王様スタイル。

銀さんは私の足元に正座をし下僕スタイル。

ハッ、ザマァ。





「え、何。今悪寒が…」





「…まぁ、今回は銀さんが悪いです」





「あっ、てめ、裏切ったなコノヤロー！」





「うるさいアル。こんないたいけな少女の前で喧嘩なんて見苦しいアルヨ」





「え？誰がいたいけな少女？ゴリラな少女しか見えなブフォッ！」



ードゴォンッー



…ちょ、銀さん壁に突き刺さってますけど？神楽さん。





「ってェェェェ！！ちょっ、顔潰れてない！？」





「大丈夫ヨ。銀ちゃんは元々潰れてるような物ネ」





神楽ちゃんが真顔でそう言えば、銀さんは負のオーラを背負いながら部屋の隅でキノコ栽培を始めた。…何してんの？アレなめこ？





「…とりあえず銀さんは置いておいて。今日はどんな要件ですか？」





あぁ、やっと本題に入れる。…実はその事をすっかり忘れていたという事は秘密だ。





「そうそう。ちょーっと私の弟が暴れちゃってね。部屋が全壊したから、今日から泊まらせて貰えないかと思って」





因みに万事屋の３人には江戸に来た時”弟を見つけて欲しい”と言う依頼をした為、自分が総悟の姉だという事はバレている。

あ、妙ちゃんにも。

だからここでは変装しなくて良いから楽なんだよねー。





「あー、沖田さんが…」





「何、また沖田くんに部屋やれたの？」





いつの間にか銀さんが復活していた。





「今回は半壊じゃなくて全壊だから」





「それで何でウチに泊まるアルか？」





「部屋が全壊だから寝るとこ無くて、で、相部屋だとバレちゃうじゃん。だから万事屋に泊まろうと思って」





「ふーん。まぁ…ゆっくりしてけよ」





「ふふ…言われなくても」

＃８→←＃６

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す