【銀魂】沖田家の長女は変装をして真選組の女中になっているようです。 (ページ17)

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＃１７ページ17

「こんにちは妙ちゃん」

「こんにちはアルアネゴ！」

「ふふ、こんにちは。Aちゃん、神楽ちゃん」

今日は晴天。

「ねぇ、Aちゃん？」

「ん？何、…何デショウカ、オ妙様」

振り返った先に、黒いオーラを纏わせた妙ちゃんが居た。つい敬語&片言になってしまった。

てかなんで！？

「その格好、ふざけてるの？」

「え？格好、って……」

普通に、普段着で来たんだけど…やっぱりおめかしした方が良かったかな！？

「どうしてそんなに地味な着物を着てるの！来なさい。私がうんと可愛くしてあげるわ」

…"地味な着物"は少し刺さったな。うん。

…山崎さんって、いつもこんな気持ちなんだ。

………
……
…

妙ちゃんの家…恒道館に着いた(連れて行かれた)私は、妙ちゃんの部屋であろう所に押し込まれた。

「私のお下がりで悪いけど、その地味な着物よりはマシな筈よ」

また地味な着物って言った…

「ほら、脱いで脱いで！」

「えっ！？ひょわぁぁ！？」

ぬ、脱がされた…

「………((ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ」

「え？ちょ、妙ちゃん？いや、妙様？」

ーガシィッー

「…ねぇAちゃん。なぁにこの胸は。…ふざけてんのかワレェェ！！」

ーミシミシ…ー

「うがあ"ァァァァッ！！もっ、もげるゥ！！乳がもげるゥゥゥゥッ！！」

この細腕のどこにこんな力が…ッ

ードコォンッー

「アネゴ！なんか、クソサドが来たネ！"Aは居るか"って！」

「…神楽ちゃん？」

「？どうしたアルか、アネ、ゴ…」

どうやら先程自分が壊してしまった襖が目に入ったらしい。

「アアアアアネゴォ！ごめんなさいヨ！お天気お姉さんのポスターあげるから許して欲しいアル！！」

「要らないわよそんな物。…仕方ないわね。明日銀さんに直して貰いましょう。取り敢えず今はAちゃんの着替えよね。神楽ちゃんは沖田さんを追い払ってきて頂戴」

そしてクルッとまた私に向き直った妙ちゃんに、神楽ちゃんは心底安心したらしい。

何故かって？それは神楽ちゃんの口から魂出そうになってるからだ。