【爽快に】 青春を送ってみた

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…




時は流れ、あっという間に帰りのバス。
隣の菜々は今日は起きてる。
そうだ、今言っちゃおう。




｢ねね、期末前爽くんといぶくんと勉強するんだけど一緒にしない？｣

｢あーいいよー。｣




あれ、思ったよりあっさりOKした。
2人と接点あったっけ？なんて不思議に思っていたら、




｢いぶくんは行きのバスで仲良くなったんだよね。｣




とのこと。
それなら話が早い。
爽くんの勝手な行動だったけどここで役に立つとはね！
2人ともコミュ力高いからな。




｢でも碓氷くんとはそんなに話したことないんだけど。｣

｢まぁそこは私がなんとかするから心配すな。｣




テストはいやだけど、一緒に勉強できるのは楽しみだったりする。




…




そしてさらに時は流れ、期末一週間前。
はぁ…しかも6月下旬にもなるとめっちゃ暑い。
教室はエアコン付いてるからいいけど、廊下に出るだけでムッとする。今の時期雨も多いし尚更。

でも私の気分はそんなに落ち込んでいない。




｢それじゃ、始めようかー。｣

｢うい。｣

｢菜々ちゃんここ教えて。｣

｢早速かよ。｣




放課後、教室で4人で勉強を始める。
机の位置はそのままで、私たちが後ろ、爽くんといぶくんが前に座っている。
いぶくんは椅子を後ろに向けてるけど。
さーてどのくらい集中力もつかなー。(遠い目)

とりあえず私は自分の勉強してる。
隣は隣で意外にも真面目にやっている。
まぁこの2人気が合いそうだしね。


で、前にいる方は…




｢…。｣




さっきから手が動いていないのは気のせいかな？




…

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