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「うぅ…私全然可愛くないじゃん…」



私は顔をうつ伏せにして言う。
休み時間中、私は暗めに今朝のことを夏帆ちゃんに伝えていた。



「よしよし、Aはどんなことしても可愛いから大丈夫だよ」



「可愛くないもん…」



夏帆ちゃんが私の頭を撫でていると、私はうつ伏せになりながら首を横に振る。



「意識し過ぎだよ。晴樹を見てみ?」



私はそう言われて、加島くんの方を向く。
加島くんは、仲が良い男子と一緒にふざけ合っている。



「彼奴、今朝そういうことしてても、気にしてなさそうだし大丈夫だよ。だから、Aもいつも通りにしてればいいよ」



「夏帆ちゃん…大好きっ!」



私は席を立ち上がって、夏帆ちゃんに抱きつく。



「もう私の方が好きなんだから〜!」



夏帆ちゃんは嬉しそうに、抱きしめる力を強くした。
 

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作者名:咲乃ほしは | 作成日時:2020年3月6日 15時

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