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__中2の夏。
中2のクラス替えで、クラスが別々だった夏帆ちゃんと同じクラスになった。あと奇跡的に加島くんとその鈴木くんとも同じクラスになれた。
私も含めて4人はたまたま席替えで同じ班になり、何故か仲良くなってしまい、男女の仲良しグループみたいになった。
「なぁなぁ、3人とも〜」
夏休み突入の前日の出来事。
休み時間に4人で椅子に座り喋っている最中、鈴木くんが急に会話を止める。
「何だよ、新(あらた)」
加島くんは頬杖になりながら問う。ちなみに、鈴木くんの下の名前は新。
「お前らさ、8月4日暇?」
「多分、暇かな…?何で?」
私は用事があるかないかを考えた。
「8月4日に花火大会あるのわかるな?」
「あ〜そう言えばあるね。去年は雨めっちゃ降って中止になったけどね」
夏帆ちゃんは『あ〜』と言いながら思い出して言った。
確かに、去年は台風が近づいてきたせいか雨が酷く降っていて、花火大会は中止になってしまった。
「前原〜、変にネガティブなこと言うなよ〜」
鈴木くんはテンション低めで言う。
「んで、新は何を言いたいの?」
「あ〜、俺達4人で花火大会行かねぇかって話」
「い、行きたい!」
「私も!!」
「俺も行きたい!」
私と夏帆ちゃんと加島くんで同時に返事をする。
「おっけー!んじゃ、一応親に聞いてRINEで報告な!」
こんな感じでそれぞれ、親に聞いて行けるかどうかを確認して報告することになった。
また、当日の予定についてはRINEで話すことになった。
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作者名:咲乃ほしは | 作成日時:2020年3月6日 15時