二十話 ページ24
貴方「取り敢えず粟田口の皆に毛布掛けようか。顕現を解かれてる訳じゃなくて寝てるだけみたいだし」
歌仙「主、お人好しが過ぎるのではないか？今さっきまで殺されようとしてたんだよ？」
貴方「そうかもしれないけど風邪引いちゃうよ？半ズボンの子が多いし……」
私は隣の初期刀に真面目にそう答えると青江が我慢し切れなかったのか大声で笑いだした
青江「ははっ！あっはっは！！ぷふふ…二人は夫婦漫才でもしてるつもりなのかい？可笑しい…くくっ…」
貴方「夫婦では無いし、漫才もしてないわよ。真剣に言ってるの。青江毛布！持ってきて。と言うか毛布ある？この本丸」
青江「ふふ、…毛布はあるよ。今持ってこよう」
未だに笑っている青江はそう答えると部屋の外へと出た
外に出られるという事は先程障子がしまったのは粟田口の皆が術でも使ったのだろう。
然しその術を使った者たちは皆夢の中だ。だから術も解けたのだろう
歌仙「はぁ………主は本当に…」
歌仙のお小言が始まりそうな予感に私は目を逸らした
逸らした先に三日月が見えた。
何も言わずこちらを見つめている。
目が合うと三日月は何処かへと行ってしまった
歌仙「…そう言えば鯰尾はここに居るのかい？」
貴方「え？……そう言えば居ないかも。という事は鯰尾は私を殺そうとはしてないのかな？」
歌仙「……まだそう考えるのは早いが確かに最初に会った時に三日月側に付いているような素振りではあったね」
貴方「なら鯰尾は三日月の近くにいるのかな？」
青江「鯰尾は三日月さんと一緒に行動しているよ。」
青江はそう言うと大量の毛布を運んで来てくれた
貴方「青江！毛布ありがとう。やっぱり三日月と？」
青江「鯰尾も人が嫌いだし憎んでいるけども其れは逆に人間が好きだからなんだと思うよ。信じてきたから裏切られて悲しい、悔しいってね」
青江「だから人間を許す事は出来なくても自分たちを助けて欲しいとは願ってるんじゃないかな…」
青江は寝ている粟田口に毛布を掛けながらそう話した。
私はこの本丸を、青江を、刀達を救いたい。
無力な私でも助けたい、そう思った。
だからこそ今は冷静になってするべき事を纏めなくては――
貴方「よし！取り敢えずは地下へ続く階段を探す為に部屋を回ろう！その途中で色々知って行こう！頑張るぞー！おー！」
私は初めてと言ってもいいほどやる気に満ちていた
続く
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ゆきな(プロフ) - 敵をやる時おしえてくださいね！手伝います！← (2019年7月6日 15時) (
レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
ソリのルドル・タ(プロフ) - キリンの妖精、キリンロングさん» コメントありがとうございます。そう簡単に仲間になってはつまらないでしょう？なので刀剣男士達が引っ掻き回します。どうぞ遠回り回り道で慌てふためく主人公をお楽しみください (2019年5月18日 22時) (レス) id: e72589f8de (このIDを非表示/違反報告)
キリンの妖精、キリンロング - このあっさり仲間になってくれない感じが良いですね！ドMじゃないですよ！！ (2019年5月17日 2時) (レス) id: 390c1ef0c5 (このIDを非表示/違反報告)
ソリのルドル・タ(プロフ) - みつるさん» みつるさん、コメントありがとうございます。これからも精進してまいります。初めてなものでどう書けば良いのかも分かっておりませんが頑張ります (2019年5月15日 14時) (レス) id: e72589f8de (このIDを非表示/違反報告)
みつる(プロフ) - すごく惹きこまれる話ですね！続き楽しみにしてます！ (2019年5月15日 3時) (レス) id: 0d11e38036 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：そりのルドル・タ x他1人 | 作成日時：2019年5月13日 21時
