立派になるために (ページ10)

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無茶ぶりページ10

「お前か……確か一番の『無能』だったな。何度も物を落としたり、集めたすすを散らかしたりしていると報告が入っている」

「分かったぞ！亡霊騒ぎの原因はお前だな？！」

またそんな根拠の無いことをと思って反発しようとしていたが、ビリーにとめられてしまった。

するとエミリコと呼ばれていた生き人形が抗議している。
「待ってください！きっと原因があるはずです！」

「二度だぞ貴様原因か……分かった。それなら」

「お花畑無能面汚し無礼者」

「以上4名に深夜の見回りを命じる。部屋の鍵は空けておくように許可をとる。原因を探って解決してみろ。出来なければ『無能』のせいだと上に報告する」

どうやらとんでもない無茶ぶりをさせられたようだ。

「お前はなんという名だ」
「リッキーですバービー」
「今回の新人で見込みがあるのは貴様だけだな」
「さぁ全員掃除に取り掛かれ！仕事が終わらんぞ！」
というバービーのこえとともに各所に生き人形達が散らばっていった。

そういえばショーンは、殴られていたなと思った僕はショーンの方に駆け寄る

「ショーン大丈夫？」
「あぁレアは、大丈夫だったか？」
「うん！そこまでいたくないよ！」

リッキーが得意げな顔してこちらを見ていた。バービーに気に入られたことがそんなに嬉しいのかなと思いながら掃除に取り組むことにした