立派になるために (ページ8)

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指導ページ8

今日は外にでてみるとなにやらざわざわと生き人形達がさわがしい。
どうやら星つきからの亡霊騒ぎについての指導があるようだ。

列を作って指導を待っていると以前聞いたチリンというベルの音と怒声がきこえてきた

「静かにしろ！今から聞き取りをする！亡霊がでたのはどこかの班がサボったからにちがいない！」
「終わったら速やかに掃除に移れ！」

星つきに順番に報告しなくちゃいけないらしい。
どこかの班がサボった確証なんてないのになんてことを思っていると次の班への聞き取り調査が始まる。

「次はぼんくらローズ班だなあの時お前らの班はこびりつきを逃した！どういうつもりだ！」
「……あれはぁ逃したわけではないわぁそうあの日はちょうど授業をしていて··そう新しく入ったエミリコの……」
「相変わらず要領を得ないな！つまりは貴様らが掃除をサボったということか！」

授業をしているのならサボれないんじゃ……
すると髪の長い生き人形が冷静に喋り始める。

「新人のエミリコはまだ何も知りませんでした。あれほどの騒ぎは初めてだったので対処が遅れただけです。そのあとの対処はしっかりやりました」
「なるほど。よく分かった」

次の瞬間勢いよくバービーが髪の長い生き人形を蹴り上げた。
「この班全体がボンクラだということがな！いいか『でしゃばり』私は班長に聞いたんだ！」
すると金髪の生き人形が反発した。

「いきなり蹴るなんてひどいです！」