立派になるために (ページ37)

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お披露目の開始ページ37

次はラムの番だ。
ラムはランタンを手に取っている。

またリッキーが昼間にランタンを持つマヌケだと罵る。
その時ショーンが反論した。

「リッキーだってでかい事言ってる割には身を守るものじゃないか」
「これが選ぶべきものだろ。お前らはほんとに頭使ってないな」
ルールを聞いてなかったのか？と得意げにリッキーが語り出していた。

最後はエミリコの番だ。
「良かった。残ってました！」
そう言って笑うエミリコ一体何を選ぶつもりなんだろうか

「負け惜しみか。残りはゴミばかりだ」
「ゴミだなんてパンがありますよ！」
やっぱりパンを選ぶのかなと思っていると違ったようだ。
でもいまエミリコが選んだものに僕たちは驚いた。

「でも今回はごめんなさい！私はこれが欲しかったんです！」

エミリコは荷台のようなものを選んだ。
どうしてそれを選んだんだろうか、他のものの方がいい気がする。みんなも驚いたような声を出していた。

それでもエミリコは「これじゃなきゃダメなんです」と言っていた。

全員選び終わるとエドワードが話始める。
「このすす時計が下から上に上がりきるまでに約二時間それまでに主人を連れて出口へ向かうこと」

エドワードからルールをきき、袋をもらう。
そしてエドワードの指定した道に全員がついた。

さあ行けという合図とともにひとまず僕はエドワードから見えなくなるところまで歩き出した。