立派になるために (ページ28)

今日:29 hit、昨日:18 hit、合計:4,912 hit

顔を見せてページ28

お披露目の会場に入る。
だが中には誰もいない。

「お披露目というか。誰かいると思ったんだが……」
「偉大なるおじい様にはまだ会えないのか……」

エドワードが話始める。
「生き人形はもう黒い布はとってもよい。会話も自由だ君たち六人が今回の顔ぶれだ。さぁ見せてもらおうか」

何を見せればいいんだろうかと思いながら黒い布をとる。どうやら他のお影様も困惑しているようだ。カトレア様も困惑しているように見受けられる。

辺りを見渡すと六個の置物が棚に置いてある。
カトレア様やほかのお影様を模したような形をしている。

さっき僕らが正しい答えをしたからだろうか？
カトレア様を模した置物は上に置いてあった。
これは格付けをしているということなのかな。

「おい！見せると言ったってなにをみせればいいんだ！」
ショーンのお影様が怒ったようにいっていた。これは格を下げられてしまうんだろうか。

エドワードは、毅然とした様子でお影様の質問には何も答えなかった。無礼なやつだ。
「用意されているのだから、食事も自由よねひとまずケイトはお茶でも頂くわ」

ケイト様がそういったのを皮切りに他のお影様も食事に手を出し始めた。