立派になるために (ページ23)

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亡霊ページ23

「亡霊です！この部屋が原因だったんですね！水を忘れました！亡霊には水がきくんですよ」
「叩けば亡霊は倒せる。一旦亡霊をおさえててくれ！」

ショーンがそう言っているのを聞いて僕は毛布をとってきた。だが僕の場所からでは亡霊を取り押さえれそうになかった

こんな時は……
「エミリコこの毛布で捕まえて！」
エミリコに毛布を投げ渡す。

「任せてください！」
エミリコが僕が投げた毛布をキャッチして亡霊を毛布で包む。

そのまま捕まえられるかとおもったがエミリコが亡霊入りの毛布に引きずられてしまっていた。

「そのまま叫んでろ！場所がわかる」
「亡霊は私の、いやショーンからみると右！左……？」
「このぐらい近づけば自分でわかる！」

ショーンが亡霊入り毛布を蹴り上げる。
するとドガッという凄まじい音が聞こえてくる。
毛布の中にいた亡霊は粉々になっていて、さっきまでの勢いの良さは微塵も感じなかった。