立派になるために (ページ1)

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お掃除といつも通りの日常ページ1

僕はシャドー家に仕える生き人形です。
僕のご主人様には顔がありません。
そのため僕がカトレア様の顔として立派な振る舞いを心がけなくてはいけません！
身支度を整えた僕はカトレア様のお部屋へと向かう。

「おはようございます！カトレア様」

「あぁおはようレア」
いつも通り挨拶を済ませた僕はカトレア様の部屋の掃除を行う
すすで部屋が汚れやすい分大変だけどやりがいを感じる仕事だと思いながら僕は掃除をとりくむ。
やることは山積みだ。

「カトレア様お部屋の掃除が終わりました」
僕は本を読んでいるカトレア様に声をかける。

「そう……じゃあもう寝てしまおうか！着せ替え人形ゴッコをするのにも飽きてきたしね。おやすみカトレアの可愛い顔」
おやすみのキスをして僕は自分の部屋に戻る。

壁に貼ってある説明書を読んでおく。僕が立派な生き人形になれれば、きっとカトレア様のためになる。
そう思って僕は掃除のために結んでいた髪のリボンを解きそのまま眠った。