大きな手の持ち主が彼氏ではない ページ17
新宿に着くと、人ごみに揉まれながらも先輩と手を繋いで電車を降りた。
「大丈夫?」
「は、はい!」
もみくちゃにされつつなんとか返事を返した。
先輩は私の手を引いて改札を抜け、さくさくと歩いていく。
「Aって、手、大きいね」
「へっ!?そうですか!?」
「うん。女の子にしてはとても大きいと思う」
私は先輩の手から自分の手を抜いた。
先輩はちょっとびっくりして立ち止まる。
「…大きい、ですか」
自分の手をじっと見つめてちょっと悲しくなった。
女の子らしくない、ってことだよね……。
「でも、俺的には小さいから心配しなくて平気」
「えっ」
「…何?」
「……いえ…先輩、私と変わらないですよね」
小さい声でそう言って先輩の手を自分から握った。
「どっちが彼氏かわかりませんね!」
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Shuu nakamori(プロフ) - 面白かったです!今日見つけたばっかりなのにmacoさんの作品好きになりました!またそらるさんの小説読みたいです!出来ればR18で...! (2018年5月12日 21時) (レス) id: ff2902b544 (このIDを非表示/違反報告)
Maco(プロフ) - コメントありがとうございます!長らく更新できなくてすみませんでした!! (2016年1月2日 16時) (レス) id: 8f4193691d (このIDを非表示/違反報告)
lolo(プロフ) - お願いします続きがものすごく読みたいです。もう、そらるさん本当に大好きです!! (2015年11月19日 19時) (レス) id: 6d20e51ccc (このIDを非表示/違反報告)
リンゴ(プロフ) - 新作読ませてもらいました!そらるさん最高です!!!!(>ω<)白髪バーコードの小説から読ませていただきました!更新頑張ってください!楽しみにしてますね♪ (2015年10月3日 16時) (レス) id: 9de4b97fda (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Maco | 作成日時:2015年10月2日 18時