母親の再婚相手の子供が超人気歌い手だった件について(utit)

さんじゅーさん ページ44

坂田side


さ「ふってん、大丈夫や、大丈夫....」

口にタオルを当てて、背中を撫でる。

ふってんはお腹を苦しそうに抑えながら咳き込んでいる。

胃潰瘍か...？

でも、普段の比較的健康的な生活からは考えられない...

『ﾂ、あ、げほっ、ごほっ』

お腹、痛そうやな...

なんかないんか？

この症状の原因があったはずや...！

なにか、


なにか...！









あ、ふってん、

ちょうど1ヶ月くらい前に、女の子の日やったよな...？

血を吐く以外はあの時と同じや...！

でも、何で血が...？

ま「さ、さかたん、救急車とか...え？」

ふってんがまふの服の袖を掴む。









もしかして...！

さ「まふ、救急車は呼ばなくても大丈夫や」

ま「で、でも！」

さ「大丈夫。とりあえず落ち着くまで待とうや？」

ま「う、うん......」

さ「それと...まふに話さないといけない事がある」

ま「なに...？」



ごめん、ふってん。

ごめんなさい、そらるさん。

緊急だから、

まふだから、

約束は守れませんでした。







さ「ふってんは、本当は女性なんだ。」

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