高嶺の花は喋らない 2

５６話 ページ28

渡よろしくお願いします
国見よろしくね春音さん
金田一よろしく
Aえっと……私まだ入部……
及川いいのいいの!はるちゃんはもう仲間みたいなもんなんだから!
A仲間

『仲間……』

嬉しい……私は飛雄と敵にはなるのが嫌だって……迷ってるのに……そんな私を仲間って言ってくれる……

『凄く温かい……』

岩泉そうだぞ
花巻そうそう
及川まぁこれからもよろしくってことでね?
Aありがとうございます

それだけ言って私は閉じた、こんなに温かい人達に囲まれて私は本当に幸せだな……


『？』

国見これからもよろしくね、よかったら明日朝練来る?

『朝練……』

行きたい……私は行きたいと国見くんにメッセージを送った

国見了解、じゃあ駅で待ってて迎えに行く

『！……』

朝まで……私は大丈夫って送った、流石に朝に迎えにきてもらうのは悪い……毎日1人で行ってるし……朝はあまり絡まれないし、その時間なら人は少ないだろう……

国見いいの、俺が迎えに行きたいだけだから。それに春音さんと学校行きたい

『……！』

国見くん……私は一緒に行く約束をした。誰かと朝登校したりするのは小学生の頃が多分憧れていたんだと思う……それに……

『国見くんと……朝から話せる……』

国見くんと話せるのが楽しみで仕方ない

『早く明日にならないかな……』

嬉しさを胸に私は眠った……いつもより目覚しを早めにかけて





……





『……』


ドキドキと高鳴る胸。少し早く出てしまった……そのおかげで予定の時間より早めに着いた


｢春音さん｣

『……！』

｢ごめん待った？｣

『……！』

｢そっか……じゃあ行こ？｣

『……』


結構早く着いたのにそこに居た国見くん……待たせてしまったかもしれない


｢早かったね春音さん｣


『……楽しみ……だったから……』


｢！……実は俺も｣

『！……国見……くんも？』


｢春音さんと朝行けるし早く……会いたいなって……｣


『私も……国見くんと一緒に行きたかった……から……』

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