41話 ページ13
国見side
また辛い学校……だけど今までと違って、学校に行けば春音さんに会える、それが少し楽しく思う。
教室に入ればいつものように騒がしい教室。そして内容の中心は言わずもがな春音さん
「春音さんバレー部にいたらしいぜ」
「マジかよ!?もしかしてバレー部に彼氏が……!?」
「普通に見学っぽかったけど」
「うわぁ……春音さんに応援してもらえるとか、そんなの最高だよなー」
今回はバレー部の件だった、毎度毎度飽きないよな……俺は春音さんの座っている席に向かった
『春音さんおはよ』
「!!」
『今日も来る?バレー部』
「……」
『そっかならまた一緒に行こ』
「……」
俺の言葉一つ一つに頷く春音さん。今日も春音さんを誘うことができて良かった。お昼も誘おっかな……なんて浮かれていた
『(そういや今日体育祭の……)』
……
「ほーら席につけー今日は体育祭の種目決めるぞー」
『(そうだ……体育祭だ……だる……)』
体育祭は何ともだるい行事だ。授業は潰れるが、ずっと外に居ないといけない。それに暑い。しんどい。一人1種目は強制なためそれもめんどくさいところだ。春音さんは何に出るのかな……
「んじゃ次は……借り物競走」
「先生!「春音さんがいいと思います!」
「!?」
1人の男子生徒が春音さんを推薦した、何を考えているんだ。びっくりしてるだろ
「そうだな〜春音まだ決まってないし……春音いいか?」
「……」
優しい春音さんはそれでいいと頷く
「んじゃ春音に決定だ、他には……」
「「はいはいはいはい!!!!」」
一斉に男達が手を挙げた、どうせ春音さんと一緒の種目に出ればお近づきになれるとかいう魂胆だろ……
「多いな……どうするか……春音お前誰がいい?」
「!?」
春音さんに選ばせるんだ……春音さん選びにくいだろ。やめてやれよ
「俺!俺と借り物競走頑張ろうぜ!!」
「いや!俺だろ!!」
春音さんと同じ種目に出るために男子達は争っている、春音さんどうするんだろ……
「……」
困ってる……春音さん。俺が立候補してあげたいところだけど、既に別の種目で選抜されてしまったためどうにもできない
「どうっすかな……「先生!」ん?」
先生を呼ぶ声が聞こえた、その声は金田一の声だった
「えっと、俺出ます借り物競走」
「金田一か〜どうだ?春音金田一と出るか?」
「!!」
「いや、金田一お前いきなり……」
「……」
「!!?」
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モミジ - お久しぶりです!DS没収中なのであまり見れませんがこれからもよろしくお願いします。合格出来るように頑張ります!私の行きたい高校は県内でも結構頭がいい方なので頑張らないといけないんです……でも、行けるように頑張ります! (2016年10月3日 0時) (レス) id: 05ec14874e (このIDを非表示/違反報告)
無気力boy(プロフ) - モミジさん» 合格できるよう頑張ってください…… (2016年9月26日 6時) (レス) id: 93bd59564a (このIDを非表示/違反報告)
モミジ - はい。でも私が高校に合格すればスマホをもらえるので高校生になればこんなこと気にしなくていいのですが…… (2016年9月26日 1時) (レス) id: 05ec14874e (このIDを非表示/違反報告)
無気力boy(プロフ) - モミジさん» ありがとうございます……無理をせずに見てくださいね…… (2016年9月25日 23時) (レス) id: 93bd59564a (このIDを非表示/違反報告)
モミジ - なのであまりコメントできなくなりますがこれからもよろしくお願いします。更新頑張ってください! (2016年9月25日 20時) (レス) id: ab5bfb8861 (このIDを非表示/違反報告)
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