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40話 ページ12

リビングへと向かう途中にある一つの部屋。
その部屋に入ればそこには仏壇があり写真が飾られている。私は近くに寄りお線香を立てる……独特な匂いが
部屋中に広がる……


『……』

中学になりたての頃事故で亡くなってしまった両親。その後おばあちゃんが引き取ってくれたが、そのおばあちゃんも高校に上がる頃に亡くなってしまった。
とても優しかったおばあちゃん。私を寂しくさせないようにそばにいてくれて、くしゃくしゃな笑顔で笑ってくれた。

私にはもう家族が居ない。この家でずっと独り……従兄妹が私を引き取ろうとしてくれたけど断った。飛雄と居たかったから……それにこの家を手放したくなかった。お母さんやお父さん、おばあちゃんとの思い出が詰まったこの家を……


それなのに、この家に居たくない気持ちがあった。息苦しくなる時がたまにある、暗くて、冷くて、私は独りぼっちなんだと思わせてくるから

『いつからだっけ……』

表情が消えたのは……男の子達がからかわれてから?違う。女の子から煙たがられてから?違う。家族が居なくなってからだ……


『!?』


チャイムが鳴った……私の家に来るのは1人しかいない……私は玄関のドアを開けた

『……』

扉を開ければそこに居たのは飛雄

「これ母さんが」

『……』

飛雄は時々飛雄のお母さんが作ったものをおすそ分けに来てくれる

「上がっていいか?」

『……』

そして迷うことなくお線香の匂いが充満している部屋に入り、挨拶をする。いつものことだ

「……」

いつも家に来ると必ずお母さん達に挨拶をしてくれる……そして手を合わせ、数分目を瞑る

「ん、ありがとな」

『……』

「んじゃ帰るわ……戸締り気をつけろよ」

『……』

「じゃあな」

『……』

飛雄が帰ってまた独り……

『(いつものこと……)』

そう独りはいつものこと……

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モミジ - お久しぶりです!DS没収中なのであまり見れませんがこれからもよろしくお願いします。合格出来るように頑張ります!私の行きたい高校は県内でも結構頭がいい方なので頑張らないといけないんです……でも、行けるように頑張ります! (2016年10月3日 0時) (レス) id: 05ec14874e (このIDを非表示/違反報告)
無気力boy(プロフ) - モミジさん» 合格できるよう頑張ってください…… (2016年9月26日 6時) (レス) id: 93bd59564a (このIDを非表示/違反報告)
モミジ - はい。でも私が高校に合格すればスマホをもらえるので高校生になればこんなこと気にしなくていいのですが…… (2016年9月26日 1時) (レス) id: 05ec14874e (このIDを非表示/違反報告)
無気力boy(プロフ) - モミジさん» ありがとうございます……無理をせずに見てくださいね…… (2016年9月25日 23時) (レス) id: 93bd59564a (このIDを非表示/違反報告)
モミジ - なのであまりコメントできなくなりますがこれからもよろしくお願いします。更新頑張ってください! (2016年9月25日 20時) (レス) id: ab5bfb8861 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:無気力boy | 作者ホームページ:http  
作成日時:2016年9月13日 8時

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