３２６話 ページ9
運動場γ
「遂にこの時が来たぁぁぁぁ！！ワクワクするねー！」
「葉隠寒くないの？」
「めっちゃさむーい！」
「根性だね」
「あたしも冬仕様！カッコイイでしょうが！」
「えぇ！」
「流石に寒くなってきたからねー」
「入学時と比べるとだいぶ皆のコスチュームも様変わりしてきたなー」
「飯田、それで夏耐え抜いたのすごいよなぁ〜」
「かっちゃんも変えてる！」
「あぁ！？文句あんなら面と向かって言えや！クソナードが！」
「そのスーツ防寒発熱機能付き？汗腺が武器のかっちゃんにとって、とても理にかなった変更で素晴らしいと思「褒めてんじゃねぇぇぇ！！」」
出久も何時もの調子に戻ったみたいだ。朝は神妙な赴きだったが、オールマイトの所に行ったあとスッキリした様子で帰ってきていた
「でも緑谷が1番変化激しいよな〜最近またなんか付いたし」
「やれることが増えてきたからさ、すっごいんだよこのグローブ、実は既に2代目なんだけど、発目さん強度の調整までしてくれて」
「あぁ〜発目なぁ」
出久が楽しいそうに話す姿をじっと見つめるお茶子、カバーで顔は見えないが気づく人は視線で気づくよ。
何を考えたのか分からないがお茶子が自身にエルボーを決める
「麗日！？」
『(何想像したんだろ)』
「おいおい」
「「『！』｣｣
「まぁ、随分とたるんだ空気じゃないか、僕達を舐めているんじゃないか？」
「来たなー！ワクワクしてんだよ！」
「ふん……そうかい。でも残念、波は確実に僕らに来ているんだよ。さぁー！A組！今日こそ白黒つけようかぁぁぁ！！」
『B組……』
「ねぇねぇ見てよこのアンケート！文化祭で取ったんだけどさー！A組のライブとB組の超ハイクオリティ演劇どちらが良かったか！見えるぅ〜！？2票差で僕らの勝利だったんだよねぇ〜！！」
『(僕調べって書いてあるし)』
正確な統計取れてなさそう
「マジかよ！見てねぇからなんとも言えねぇ」
「そして今日！A組 VS B組！初めての合同戦闘訓練！僕らが！「黙れ」」
荒ぶる寧人を捕縛器を使い首を絞め止める相澤先生
「物間！」
『(相変わらずだなぁ)』
「今回特別参加者がいます」
「しょうもない姿をあまり見せないでくれ」
「特別参加者？」
「倒す！」
「女の子？」
「「一緒に頑張ろうぜ！」」
私はその特別参加者が誰なのか分かっていた。聞かされていたわけじゃない。ただこの人しかないないだろうとはっきり分かるのだ
「ヒーロー科編入を希望している」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 2052人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
