３２１話 ページ4
「今の俺は……
「デクくん……っ！」
「勝たせてもらうよ！」
環先輩との戦闘、そうかビッグ3が
『やっぱり直で行った方が早かったじゃん……』
「んーん！」
口に配線を咥えながら勢い良く頷く電気。鋭児郎は勝己に飛ばされ、出久の手助けへと向かう。硬化し環先輩を背後からタックル
「
「ありがとう！」
「来るぜぇ……真打が！」
「充電が遅ぇーんだよ！あほ面」
「この通り最短だってば！」
『はぁ……』
勝己は個性を使い空へと向かった。そしてそのまま環先輩へと向い持ち前の機動力で環先輩の攻撃を交わしながら環先輩を制圧する
「すげぇーぜ爆豪！」
「あの天喰先輩を……」
「訓練クリアですわ！」
「うん！」
「「やったー！」」
訓練完了により一安心する皆、安堵の声が漏れる
「訓練終了、訓練終了」
終了を告げるアナウンスが聞こえる
「まだだ！！」
「え？」
『うわぁ……』
私は勝己を見て、何かを察しその場から離れる
「てめぇ……！さっき手抜いたな！？」
「いや……あれは君の顔が」
「舐めた真似してんじゃねぇー！！」
お怒りの勝己。そりゃあんな顔で来られたら怯むに決まってる
「それに！たとえ演じていようが先輩だろうが何だろうが、
『(終わったな……)』
巻き込まれないように遠くへと離れたが勝己の怒号は離れた先ですら聞こえる
「死ねぇぇぇ！！！」
大きな爆発、黒煙
『はぁ……』
ほんと何してんのよ
……
ヒーローとは対照的に暗い闇の中、”紅い羽”を携えた青年が爛れた青年に刃を向けていた
「色々話が違ってた」
「そうだっけ」
「もっと仲良くできないかな、荼毘」
「雑魚羽しか残ってなかったんじゃねーの」
「嘘つきと丸腰で会う訳にはいかなかったからな。予定じゃ明日、海沿いの工場だったはずだ。それが街中、しかもあの脳無、これまでのとは明らかに次元が違ってた……そういうのは予め言っといてほしいな」
「……気が変わった。脳無の性能テストって予め言わなかったけか。しかし違うと言うならそっちもだぜ？適当な強いやつって言ったのにNO.1じゃテストにならない。程度を考えろ」
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