３４２話 ページ26
「あーはっはっはっ！」
「テツテツクン！アイテガバカショウジキ二、キテクレルハズナイデショ！トラップだと思うよ！」
「いや、俺が向こうなら来るね。障子で状況把握、轟を軸にして攻めるのが1番強い。ひと塊でこんな開けたとこ居たら」
その時、焦凍の広範囲氷結攻撃がB組を襲った
「相変わらずぶっぱが強ぇ！！ずるい！」
「でも視界遮っちゃう氷塊じゃないよ、改良しとる！」
「氷の方向に轟！他は！」
「見えねぇ！」
氷塊でA組の位置が分からないB組、この状態で一網打尽にするのがA組の狙いだろう
「レシプロバースト！」
「来いやぁ！！」
「なっ！」
「「！！」」
レシプロでB組へと猛発進した天哉だったが地面が柔くなっており、足を取られる
「氷結ぶっぱは安い手じゃん。もっと非情に火攻めで来られたら打つ手なかったのに」
「サンキュー柔造！反撃が柔軟だぜ！」
「氷結で身動き取れなくなる前に発動した。超反応じゃん。一旦引いて体制を……うわっ！」
「みっけ。近辺適当に柔らかくしといたから足場信頼しない方がいいぜー」
「轟の広範囲攻撃を見事に跳ね除けたB組！さぁ反撃だー！」
全試合共通しているがB組は対応力が高い。こちらの攻撃に対して対抗するも去なすもB組は能力が高い気がする
「骨抜、氷結読み切ってた？｣
｢だとしても即興だよな？読みがいいのか骨抜のやつ、柔軟さは伊達じゃねぇ」
確かに彼の読みは百に引けを取らない。確か推薦入学者だったはず、推薦入学者の共通点は曲者なのか
「ナイスだ柔造！尾白は俺が相手する」
「痛たっ！」
ドリルの彼に猛攻撃を受ける猿尾、天哉が助けに入るが、その地面も柔らかくなっており、足を取られてしまう。スピードが売りの天哉の特性が活かせない
「踏みしめる土台があっての脚力、氷の下の地面も柔らかいぜ、あんたはとても面倒だ。沈めて固めて放っておく」
「俺たちの連携を経つ気か！己！
「設定に入り込むな」
「機動力を封じられた。B組に索敵能力はないけど、1箇所に固まってる以上、そのハンデもない」
「乱戦になったら轟の個性も威力半減」
「そういうこと。後は押し切るだけさ」
1箇所に固まっていると焦凍の広範囲の攻撃が仲間にも当たるリスクがあるため無闇に使えない、事実上、焦凍、天哉の動きが制限されたことになる
「障子！」
目蔵目掛けて飛んできたのは角、B組の角っ子の個性だ
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 2052人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
