３３９話 ページ22
「君の方にもね」
「ビクー！」
「B組にキノコ生えないの変だと思ってた。滅菌処理してたのね！」
怒ったように吹き出しの彼の背後に立つ透。厳密には見えないため声の位置から予測して言ってるけど
「どこに！？」
「教えてぇぇぇ！あげない！！」
そして透によって殴られる吹き出しの彼、見えないため対策のしようもなく、恐らくだが近距離戦闘は分野外なのであろう
「こっちに向かってきてるぞ！」
「ホークス曰く……」
「！」
「速さは力に勝るという」
「！」
全体にダークシャドウを覆う踏陰
「
「ノコぉぉぉ！！！」
「黒をお探しか｣
「おぉ！！」
「俺の外套だ」
黒い彼が溶け込んだのは踏陰のマント、こうすれば身動きが取れない
「踏陰捕まえたぜ！」
そしてダークシャドウがキノコの彼女を捕らえる
「んぎぎ」
「すげぇ！一気に2人！逆転だー！」
「ヤオモモのアイテムのおかげだね」
「うん！」
「葉隠さんも優勢だし、このままいけば3対1で勝てる！」
「ダークシャドウ、2人を投獄……ケホッゴホッ」
「踏陰？」
「くふふ……っごめんねぇ〜可愛くないから封じてたけど……負けそうなのにやらないのはダメキノコ」
咳が止まらない踏陰、原因を作り出しているのは恐らく……キノコの子の個性だろう
「肺攻め。スエヒロタケちゃん」
「小森は戦闘能力低いけど恐ろしいやつさ……訓練だからって抜かったね常闇……気絶させるべきだった」
踏陰側の雲行きが怪しくなっていた所……透と吹き出しの彼との攻防は
「もう訳わかんないな！」
「ぎゃ！」
「「「「！！！」」」」
透の猛攻で吹き出しの彼がノックアウトされるかと思いきや、後ろから大拳……一佳の個性だ
「はぁ……はぁ……遅れてごめん」
「拳藤……っ！助かった。お……おえ？なんだいそれ？」
「いや……気絶させたんだけどね。はぁ……はぁ……やられちゃった……っ大砲付きで絡みついてきた。動きずらくてしょうがない。創造するもの全部先を見据えてて、勝った気しないな」
気絶した状態で尚、一矢報いるため一佳の動き封じた百。百と大砲括り付けたまま動いている一佳も凄い体力とパワーだ
「た、助かったよ小森」
「仲間を助けるのは当然ノコ」
「拳藤、吹出無事だったか」
「なんとかね」
「ケホッ……ゴホッ……ゴホッ」
「おい、踏陰……」
「小森、あれ使ったんだ」
「やらなきゃ、やられてたタケ」
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