６話 ページ9
｢訓練やパトロールくらいやけど｣
｢うちは事件に関わったけど、避難誘導したくらいで｣
｢それでも凄いわ！！｣
｢私は何故かテレビCMに出演する羽目に｣
｢普通じゃ出来ない事ね！素敵！｣
｢明日アカデミーの作品展示するパビリオンにも行く予定なんです｣
｢すごい楽しみ！｣
そんな賑やかな声を横目にバレなくて良かったことの安心感でほっと息を吐く僕
『(良かった……誤解溶けて)』
｢お待たせしました｣
『！その声……上鳴くん！と』
｢峰田くん！？｣
｢あんたらなにしてんの！？｣
｢エキスポの間だけ、臨時にバイトを募集してたから応募したんだよ、なぁー？｣
｢休み時間にエキスポ見学できるし、給料貰えるし、来場した可愛い女の子と素敵な出会いがあるかもしれないしな！！｣
｢おい緑谷！あんな美人どこで知り合ったんだよ！｣
｢紹介しろ、紹介｣
僕に詰め寄ってくる上鳴くんと峰田くん
『いや……あの……』
｢彼らも雄英生？｣
｢そうです｣
｢ヒーロー志望です｣
メリッサさんの小さな声にも反応し食らいつく2人、なんかいつもと声が違うような
｢何を油を売っているんだ！バイトを引き受けた以上！労働に励みたまえ！！｣
そう叫びながらやってくるまたまた見覚えのある顔
『飯田くん！？』
｢来てたん！？｣
｢うちはヒーロー一家だからね。アイエキスポから招待状を頂いたんだ。家族は予定があって来たのは俺一人だが｣
｢飯田さんもですの？私も父がアイエキスポのスポンサー企業の株を持っているものですから、招待状を頂きましたの｣
｢で、ヤオモモの招待状が2枚余ってたから……厳正な抽選の結果、うちらが一緒に行くことになったってわけ｣
｢うん！他の女子達もこの島には来ているよ｣
『そうなんだ！』
｢明日からの一般公開日に全員で見学する予定ですの｣
｢良ければ私が案内しましょうか？｣
｢いいんですか！？｣
｢うん！｣
｢｢｢やったー！！｣｣｣
｢｢俺達も連れてって！！｣｣
そう上鳴くんと峰田くんが言った瞬間爆発音が轟く、驚き爆発がした方へ視線が移る
『なんだ！？』
気になり爆発がした方へ足を運ぶとそこはアトラクションのようなものでスタッフの人のアナウンスが聞こえた
｢クリアタイム30秒！第8位です！｣
『切島くん！？』
そこのモニターに映ったのは同級生よ切島くんであった
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