２２８話 ページ34
｢違います。それになんで鋭児郎はヒーローネームなのに私は名前なの……？｣
｢そりゃ、郁海の妹やし、郁海からごっつ聞きいてるからなぁ、自分のこと！めっちゃ可愛くて、すげぇ妹やって！｣
｢……｣
｢あれ？恥ずかしがるんかと思ったんやけど、エラい嬉しそうなん気の所為か？｣
｢あーAブラコンなんっすよ｣
｢あーね。なるほど｣
あっちはあっちで俺を置いて盛り上がっていた。俺が居たら空気悪くなるよね……
｢環先輩｣
そんな卑屈を並べているとAさんが俺を呼ぶ
『？』
｢私を誘ってくれてありがとうございます。兄さんにもこの事務所を勧められて……ここに来た時、余りにもタイプが真逆だし、必要としている肉体系と言われると違いますし、少し不安があったんですけど、環先輩も誘ってくれようとしてくれてたの聞いて、安心しました……｣
そう言って微笑むAさん。トクンと心臓が音を立てた気がした。なんだろうこの感じ、緊張に近いけど違う……嫌な感じがしない心臓の音……
｢？……環先輩？｣
『あ、ごめん……うん、Aさんを誘ったのは確かに肉体派って言われると違うかもしれないけど、Aさんが格闘か何かやっているのかなって体育祭の記録見て思ってて……格闘術を伸ばすのもいいんじゃないかって思って……後少し俺に似てるから……』
｢環先輩に？｣
『うん……あまり他人に関わろうとしないところとか……』
｢！｣
『俺の場合は緊張とかもあるんだけど、大阪ってコミニケーション力が凄いんだよ……ヒーローやっていたら、現地の知らないヒーローとかとも共闘しないといけないことがある。そんな時にこんなこと言ってられないでしょ……？』
俺の場合はスカウトで有無を言わさずって感じだったけど……
『少しでもAさんの成長に繋がったらなって……』
珍しく多くを口にした俺。いつもの数倍疲れた
｢そういう事か……｣
何かを納得したように頷くAさん
｢ありがとうございます。兄さんがここを紹介した意味……分かった気がします｣
そう言ってまた微笑んだAさん。さっきと同じように俺の心臓の鼓動は駆け足になっていた
『(不思議だな)』
やっぱり不思議な子だな……って思う
そんな俺が自分の気持ちに気づくのは……後に、俺じゃない人物から聞かされることになる。けどそれはまた別の話
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無気力boy(プロフ) - ナミビアさん» コメントありがとうございます。普通に夢主の数合わせるの忘れてました。申し訳ないです。ご指摘ありがとうございますm(_ _)m (2022年3月14日 22時) (
レス) @page22 id: 2eef74703c (このIDを非表示/違反報告)
ナミビア - 多分間違いだと思うんですけど、生徒21人です 違ったらごめんなさい (2022年3月14日 22時) (レス) @page22 id: 3abde72bc3 (このIDを非表示/違反報告)
無気力boy(プロフ) - 曼珠沙華さん» コメントありがとうございます。とても長い間でしたが待って頂き本当に感謝です(´ｰ｀)更新遅めですが引き続きよろしくお願いします (2020年1月13日 19時) (レス) id: aded513bd5 (このIDを非表示/違反報告)
曼珠沙華 - 待ってました。お帰りなさい。更新楽しみに待ってます。頑張ってください。 (2020年1月13日 3時) (レス) id: 71b573304c (このIDを非表示/違反報告)
無気力boy(プロフ) - 米煎餅さん» コメントありがとうございます.......！ゆっくり更新になるとは思いますが引き続き楽しく読んでいただけると嬉しいです(´ｰ｀) (2019年11月10日 22時) (レス) id: aded513bd5 (このIDを非表示/違反報告)
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