１８２話 ページ25
そう思っていた時、士傑高校の生徒がこちらに近づいてきた
「爆豪くん」
「あぁ？」
「肉倉、糸目の男が君のところに来なかったか？」
『(毛むくじゃらだ……)』
触りたいな……
『(肉倉……？)』
肉倉というのは誰が分からないが、多分勝己達が倒したんだろう
「やはり……色々と無礼を働いたと思う。気を悪くしたろ、あれは自分の価値基準を押し付けるふしがあってね。何かと有名な君を見て暴走してしまった。雄英とはいい関係を築きあげていきたい。すまなかったね」
「いい……関係？」
「いい関係……とてもそんな感じではなかった」
『(いい関係ね……)』
彼らとはそこまで関わっていないからよく分からないけど、出久達の顔が引きつってる所をみると何かあったのだろうか
「坊主のやつ、俺何かしたか？」
「ほほぉ……？」
『……』
焦凍が夜嵐イナサに話しかける、二人の間にはよく分からないが険悪な空気が流れていた
「いやー申し訳ないっスけど、エンデヴァーの息子さん」
「！……」
「俺はあんたらが嫌いだ。あの時より幾らか雰囲気変わったみたいっスけど……アンタの目はエンデヴァーと同じっス」
「っ！……」
「夜嵐どうした？」
「なんでもないっス！」
「……」
『焦凍？』
「A……か」
『？』
何だかよそよそしい？
『大丈夫？』
「別になんでもない」
そう言って焦凍は離れていく
『(なんかしたっけ？)』
思い出してみるものも、焦凍がどうしてこんな感じなのか分からなかった
……
けたたましくサイレンが鳴る
「
「演習のシナリオね」
「！じゃあ……」
「始まりね」
また建物が展開する
「到着するまでの救助活動はその場にいるヒーロー達が指揮をとって行う。一人でも多くの命を救い出すこと、それでは……スタート！！」
みんな一斉に走り出す
私もそれに続いて走り出す
『(
聴覚を上げ、音を聞き分ける。
『あそこか……』
私は救助者の所へと向かう
『見つけた……』
そこには泣いている子供
『……』
兄さんの言葉を思い出す
「いいかA」
『何？』
「ヒーローはな人々を安心させるんだ」
『……』
「怖い、死にたくない、助けて、そんな時に俺たちは……笑って助けるんだ」
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無気力boy(プロフ) - あかねさん» コメントありがとうございます。シスコンですね。そのまま続けて書いてたので気づかなかったです。ご指摘ありがとうございます (2020年2月27日 18時) (
レス) id: aded513bd5 (このIDを非表示/違反報告)
あかね(プロフ) - 163のところお兄さんからすると妹なのでシスコンなのでは…と思いました。面白くて楽しませてもらってます！頑張ってください！ (2020年2月26日 15時) (レス) id: 110b716f36 (このIDを非表示/違反報告)
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