１７２話 ページ14
仮免許取得試験会場 国立多古場競技場
『(ついに試験当日……)』
「緊張してきたー」
「試験って何やるんだろーはぁ……仮免取れっかな……」
「峰田」
「おぉっ！」
「取れるかじゃない、取ってこい」
「お、おう！もろちんだぜ！」
「この試験に合格し仮免許を取得出来ればお前ら卵は晴れてひよっこ。セミプロへと付加できる。頑張ってこい」
「っしゃぁ……なってやろうぜひよっこによー！」
「いつもの1発決めていこうぜ！せーの！プルス……」
「「ウルトラー！！」」
「！」
『……？』
見たことない生徒がその掛け声に混ざる
『……誰？』
「勝手に他所様の円陣に加わるのは良くないよイナサ」
「あ、しまった！どうも！大変！失礼！致しましたー！！」
「ひぃ！！」
頭が地面に着く勢い、いやもう、ぶつけているのだがそんな感じでお辞儀をする生徒
「なんだ！このテンションだけで乗り切る感じの人！」
「待って、あの制服」
「あれが……西の有名な」
「東の雄英、西の士傑」
『(士傑高校……)』
雄英と並ぶ難関校……実力も正直同じくらいだったと思う
「1度言って見たかったんです！Plus ultra!!自分雄英高校大好きっス！雄英の皆さんと競えるなんて！光栄の極みっス！よろしくお願いしまーす！！」
「あ……血」
「行くぞ」
「夜嵐イナサ」
「先生知ってる人ですか？」
「あれは強いぞ……」
「「！」」
「夜嵐イナサ、昨年度つまりお前らの年の推薦入試トップの成績で合格したのにもかかわらずなぜか入学を辞退した男だ」
「え！じゃあ1年！？」
『(焦凍より上……)』
「！……桐生さん！」
『……！？』
「「！？」」
いきなり名前を呼ばれる。呼んだのは先程から話の話題になっている夜嵐イナサという男である
『え……』
「俺桐生さんの大ファンっス！雄英体育祭見ました！あの
『あ……うん』
私の手を握り凄い勢いで話す彼、そして握ったまま上下に腕を動かす
『(痛い)』
「俺惚れました！！」
『はい？』
「「は！？｣」
「凄い個性に加え、判断力、冷静さ、全部に惚れたっス！！」
待って理解が追いつかない
「俺と付き合ってください！！！」
そして先程と同じように地面に打ち付けるようにしてお辞儀をする
『……(無理……この人)』
話聞かないタイプだ
「どうっスか！？」
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無気力boy(プロフ) - あかねさん» コメントありがとうございます。シスコンですね。そのまま続けて書いてたので気づかなかったです。ご指摘ありがとうございます (2020年2月27日 18時) (
レス) id: aded513bd5 (このIDを非表示/違反報告)
あかね(プロフ) - 163のところお兄さんからすると妹なのでシスコンなのでは…と思いました。面白くて楽しませてもらってます！頑張ってください！ (2020年2月26日 15時) (レス) id: 110b716f36 (このIDを非表示/違反報告)
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