１０７話 ページ31
私は自分の弱さに気づいていた。でもその弱さを認めたくなかった。そんな自分から目を逸らして、理想の自分を捨て、現実ばかりと向き合って
『そんな私を変えてくれたのは勝己だよ』
体育祭の勝己のあの言葉が私を変えてくれた
『だからそんなに自分を追い込まなくてもいい、焦る必要も無い、だって勝己は強いんだから』
「……」
『ここまでだね』
「A……」
『じゃあね……また学校で』
そして私は勝己と別れた
『(何であんなに出久に執着するんだろう)』
過去に何があったのかは知らないけど、二人が仲良くなればな……と思う私だった
爆豪side
『なんなんだよ……っ』
Aと別れ、一人家へと帰る
「かっこよかったよ」
「勝己は強いよ」
「私を変えてくれたのは勝己だよ」
あいつの言葉が俺の頭を支配する。声も顔も全部が頭の中を埋め尽くす
『チッ……』
俺だけが……
俺ばかりがあいつを好きになっていく
『(どこまで惚れさせりゃ気が済むんだあいつは……)』
そんなこと言ったところであいつは全く俺を意識していないし、何より、ただ素で言っただけなのだろうが素で恥ずかしげもなく言ってしまうあいつの言葉に動揺している自分が1番腹が立つ
あいつに名前で呼ばれる度、嬉しく思っている自分に吐き気がする。この甘ったるい感じ……甘いものは嫌いのはずなのに、何故か心地いいと思ってしまうこの感じ
『うぜぇ……』
どうしようもなく、好きという感情が止まらないこの感じがうざくて仕方なかった
……
次の日……
『うー』
結論、私は買い物に行かなかった。めんどくさかったのである。
『アイス食べたい』
でもそのためだけに外に出るのはだるいため行かない。飲み物を飲もうと冷蔵庫を開ける
『空っぽ……』
よくよく見ると、食材がほとんどなかった
『行くしかないか』
嫌々に買い出し(ご飯用)に行くはめになった
『(食べないと勝己とか鋭児郎辺りがうるさいからな)』
鋭児郎にも食べないことがばれ、事ある毎に「飯ちゃんと食えよ」と食堂に連れていかれたり、食べる量が少なければ食べさせようとしたりと、めんどくさかった
『鋭児郎って世話好きだよね』
勝己の世話……もよくしてるし。なんだかんだ言って鋭児郎の世話好きに助けられてるからな……
『鋭児郎が嫁いでくれたら楽かも』
まぁ、冗談だけど。そんな冗談を考えながらスーパーへと向かった
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無気力boy(プロフ) - ともえさん» コメントありがとうございますorご指摘ありがとうございますm(*_ _)m今後とも誤字ありすぎで酷いかも思われますが今後ともよろしくお願いします(*´ｰ｀) (2018年9月25日 23時) (
レス) id: 947057a2b9 (このIDを非表示/違反報告)
ともえ(プロフ) - 面白かったです！21ページの林間が臨海になってます (2018年9月25日 21時) (レス) id: 3030554e8b (このIDを非表示/違反報告)
無気力boy(プロフ) - ニャル猫さん» 楽しみにしてますね(*´ｰ｀) (2018年8月9日 16時) (レス) id: 947057a2b9 (このIDを非表示/違反報告)
ニャル猫 - ありがとうございます。弐のインターン編のはオリジナルでヒロバトに出てくるヒロアカ原作者のヒロアカ前の漫画元に作られたヴィランとの話にする予定です。 (2018年8月9日 16時) (携帯から) (レス) id: 4d7df88368 (このIDを非表示/違反報告)
無気力boy(プロフ) - ニャル猫さん» 僕自身一時期都市伝説や怪異を漁ってた時期があったんですが、全く知らない都市伝説とか出てきてこんな都市伝説とか怪異居たんだ……とすごく勉強(？)になりました。話も面白かったです！引き続き更新頑張ってくださいm(*_ _)m (2018年8月9日 14時) (レス) id: 947057a2b9 (このIDを非表示/違反報告)
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