１５６話 ページ38
「「いや……待って行けないです」」
重苦しい空気が漂う……
『(私のせい……だよね)』
攫われたのは勝己もだが、私が居なければもっと早く勝己は脱出できたはず……私まで気持ちが重くなる
「チッ……」
『……？』
「来い！」
「え！？やだ何？うわっ！！」
勝己が電気を引っ張って植木の方へ行くと、電気が放たれた。そして中から出てきたのは完全にショートした電気だった
「うぇーい」
「何？爆豪なによ」
そんな様子に少し笑う皆
「切島」
その次に勝己は鋭児郎に何かを渡した
「え？怖っ！何！？カツアゲ！？」
「違ぇ！！俺が下ろした金だ！小遣いはたいたんだろ」
「お……おめぇ俺が暗視鏡買ったのどこで……」
「いつまでもしみったれってんとこっちも気分悪ぃんだ！いつもみたいにバカ晒せ！」
そう言うと勝己は歩いていく、皆電気の様子を見てさっきまでの重苦しい空気がなかったかのように明るくなっていく
「皆すまねぇ！！詫びにもなんないけど！今日はこの金で焼肉だー！！」
「マジかー！！」
『珍しいね勝己』
「何がだよ」
『気を使うなんて』
「気くらい使えるわ！」
私はみんなの様子を少し離れたところから見つめる
『……皆』
｢「？？」｣
私の声に反応して皆が私の方を見る
『ごめん』
「何がだよ？」
『捕まって、心配かけて』
「そんなん気にすることないって」
「うんうん」
『私ねみんなに会うまで……厳密に言うと体育祭の出来事があるまで独りだった』
「……」
『でも皆が私に手を差し伸べてくれた。ひとりじゃないって大丈夫だって……』
「Aちゃん……」
『だからありがとう……私という存在を認めてくれて、歩み寄ってくれて、仲良くしてくれて、助けてくれて』
「「！」」
『みんなは私のヒーローだよ』
私はそう言って笑った。感謝の気持ちを伝えた。こんな明るい雰囲気の時にいう言葉ではないかもしれない、でもこんな言葉こういう時にしか言えないから……
「Aちゃーん！！！！」
『！』
女子達が一斉に抱きついてきた。それに合わせ男子達も集まってくる
「無事でよかったよー！！」
「ごめんね！合宿の時1人にしちゃって！！」
『！……皆……』
「Aが俺達のことをヒーローだって思ってるように、俺達もお前のことヒーローだって思ってんだよ」
無事でよかった……と焦凍は私を抱きしめた
その瞬間女子の叫び声が飛び交った
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無気力boy(プロフ) - ださん» コメントありがとうございますm(*_ _)mアホ丸出しですねほんと……(汗)ご指摘ありがとうございます(*´ｰ｀) (2018年8月26日 10時) (
レス) id: 947057a2b9 (このIDを非表示/違反報告)
だ - 142→ウルシ鎖牢 143→エッジショット ですよー (2018年8月26日 0時) (レス) id: d75a3b5bb8 (このIDを非表示/違反報告)
無気力boy(プロフ) - ニャル猫さん» ぜひ！読ませていただきます(*´ｰ｀) (2018年8月11日 21時) (レス) id: 947057a2b9 (このIDを非表示/違反報告)
ニャル猫(プロフ) - 無気力boyさん» こちらもゆっくり書いてますので気が向いたらよろしければ (2018年8月11日 21時) (携帯から) (レス) id: 4d7df88368 (このIDを非表示/違反報告)
無気力boy(プロフ) - ニャル猫さん» コメントありがとうございます(*´ｰ｀自分のペースで更新していきますので今後ともよろしくお願いしますm(*_ _)m (2018年8月11日 21時) (レス) id: 947057a2b9 (このIDを非表示/違反報告)
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