１５０話 ページ32
「いえ、そんなことないです。Aがあんなにも楽しそうにしているのは勝己くんや学校の皆のお陰だと思います」
「あら……あんたもやる時はやるのね」
『うっせぇ』
「Aは……」
「大丈夫ですよ。桐生さんは眠っているだけです」
「そっか……よかった」
『……』
俺の抱かれているAを見て。Aの兄貴はそう言った
『……俺ん家で預かります』
「！……」
「勝己？」
『きりゅ……郁海さんはまだ仕事があるんすよね……A……Aさんは一人暮らしをしていると聞いてます』
「……」
『こんなことがあった後だし、俺は……僕はAを独りにはできません……それに』
俺はこいつを……今度こそ
『守れなかった……だから今度は守りたいんです』
「……でも」
「大丈夫ですよ」
「！」
「郁海さんはまだ仕事が沢山あると思いますし、プロヒーローである貴方が私たちを守ってくれているように、私たちもあなたに協力出来ることはしたいと思ってます。Aちゃんはウチで預かりますよ。そうすれば郁海さんも心置き無く活動できるんじゃないかと……」
「……勝己くん」
俺の方をじっと見た
「Aを頼んだ」
『！』
「後、無理に敬語使わなくていいから」
笑ってAの兄貴はそう言った
「すみません、妹をお願いします」
「いえ、お仕事頑張ってください！」
「はい！」
Aの兄貴は俺らにAを託して羽を生やし去っていった
「……勝己」
『なんだよ』
「Aちゃんしっかり守んのよ」
『分かってら……』
そして俺は家へと帰った
……
家へと帰りAは俺の部屋で寝かすことになった。俺はババアが用意した布団で、こいつの目が覚めるまでそこでとりあえず寝てろと言われた
『疲れた』
個性も結構使ったし、いつも以上に頭も働かせた。体力的にも精神的にも色々と疲れ切っていた
『A……』
不意にAの名前を呼ぶが返ってくることはない
『……』
思い出させる、継ぎ接ぎ野郎とAのあの瞬間……距離が０になって交わったあの瞬間……目を塞ぐがどうしてもその光景が頭から離れなかった
『クソ……っ！』
腹が立つ、ムシャクシャする。あの継ぎ接ぎ野郎にも何もできなかった自分にも
『……』
俺は布団から起き上がりAが寝ているベッドへと近づいた
『っ……』
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無気力boy(プロフ) - ださん» コメントありがとうございますm(*_ _)mアホ丸出しですねほんと……(汗)ご指摘ありがとうございます(*´ｰ｀) (2018年8月26日 10時) (
レス) id: 947057a2b9 (このIDを非表示/違反報告)
だ - 142→ウルシ鎖牢 143→エッジショット ですよー (2018年8月26日 0時) (レス) id: d75a3b5bb8 (このIDを非表示/違反報告)
無気力boy(プロフ) - ニャル猫さん» ぜひ！読ませていただきます(*´ｰ｀) (2018年8月11日 21時) (レス) id: 947057a2b9 (このIDを非表示/違反報告)
ニャル猫(プロフ) - 無気力boyさん» こちらもゆっくり書いてますので気が向いたらよろしければ (2018年8月11日 21時) (携帯から) (レス) id: 4d7df88368 (このIDを非表示/違反報告)
無気力boy(プロフ) - ニャル猫さん» コメントありがとうございます(*´ｰ｀自分のペースで更新していきますので今後ともよろしくお願いしますm(*_ _)m (2018年8月11日 21時) (レス) id: 947057a2b9 (このIDを非表示/違反報告)
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