【HQ】宮侑くんが嫉妬するお話。【宮侑】

嫉妬しない7 ページ7

次の日の朝、早めに家を出た私。



いつも通りの練習、いつも通りの片付け、


いつも通り、




いつも通りの自分だ。





でも体育館を除けばいつも通りじゃない人がいて。




「侑くん、おは……っ、」




おはよう、と言いかけたその言葉はただ空気を震わせただけで。



侑くんと、知らない女の子。





髪の長い、思わず見とれてしまうような艶やかな黒髪。




少し高めのスタイルのいい後ろ姿が、長身の侑くんとよく似合っている。




きっと私みたいなちんちくりんの500倍似合う。




ズキズキと痛み出す私の胸に、決定的な一刺し。





侑くんの笑顔だった。




照れてて、頬が少し赤くて、いつもどこか余裕ぶってる表情なんてどこにもなくて。







ただひたすらに、恋をしてる男の子の顔だった。




「っ……、」







ああ見なきゃ良かった。







ーーーーーーーーーーーーーーーーー


作って一日足らずでお星様に色が着きました✩
これからも少しずつ頑張るので楽しんで言ってくださればと思います〜、頑張るぞ〜。

嫉妬しない8→←嫉妬しない6

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す