【歌い手】推しに仕事依頼もらうなんて聞いてないんだが。【まふまふ】

依頼４ ページ5

あぁー⤴⤴⤴


あ、どうもMIX師の夜桃です


いや、あのね？


カフェの前には着いたんですよ、うん


しかもまふまふ様かな？って思われるような方も


発見済みなのですよ？


でも、でもね！？


やっぱり、やっぱり…


こんな格好で会いたく無い！


みんな知ってます？


その人の第一印象が今後その人の印象に


大きく関わって来ること！


こんな格好だったらだらしない女だって


思われちゃうかなぁ…


…ハッ‼‼‼


なんでこんなにも乙女チックな悩みを抱えてんだ！


これは仕事！どう思われたって関係ない！


そう！逆に遅れれば遅れるほど悪印象だよね！


じゃあ行くぞ…


_____カランカラン


カフェのドアを開くと鈴の音が聞こえる


「あ、あの、まふまふ様で間違いありませんか？」


お洒落な格好をした白髪の男性の前に立ち


そう声をかける


「…へ？…は、はい、そうですけど…」


あ、そういえばどんな格好して行くとか


言ってないし聞いてなかったなぁ


「え、えと、夜桃と申します。よろしくお願いします。」


「………」


彼はもともと大きい瞳を更に大きく開いて


私のことを見つめていた


どこか驚いているように見える


…ん？なんか間違えたかな？


沈黙が長い気がするんだけど


まさか人違い！？


なわけないよね！？


「…あ！よ、よろしくお願いします！すいません、驚いてしまって、、」


「あー、いえいえ、お気になさらず。…席、いいですか？」


「はい！どうぞ！」


なんで彼が驚いたのかはわからないけど


取り敢えず席に着く。


「それで、今回の楽曲なんですけど、」


「あーっと、その前に、聞いておきたいことがあるんですけど、」


「？はい、なんでしょう？」


「なんで、私なんかを選ばれたんですか？」

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