そ、空から降谷零が！

最初のプレゼント ページ45

ＮＯside

『哀ちゃんはさ、このまま灰原哀として生きるの？』

軽い口調でAは灰原に聞いた。

「……そのつもりよ」

灰原はAを見ずに答えた。

『……もう貴方を捕らえようとする組織のメンバーは居ないのに？』

「残党がいるかもしれないじゃない。」

『言い訳、だよね。』

バッと灰原は振り返った。

「……宮野志保に戻れって言うの？」

『……戻りたい、そうじゃない？』

灰原はハッとした顔になった。

『私は貴方じゃないから貴方がどう考えてその結論に至ったのかなんてわからない。』

灰原は下を見た。

『でも知ってる？名前はね親から貰った最初のプレゼントなのよ。』

苗字だってそうとAはそう零した。

「でも、組織の残党がいたらどうするの？」

Aは笑った。

答え(・・)は出てるじゃないかと。

『そんなもの私お手製のダイナマイトで1発よ！』

「……気持ちだけ貰っとくわ。」

秒で振られてしまった〜……とAは悲しそうに言った。

『(貴方の苦しみも、悲しみも全てを受け止めてくれる人達がいるから。だから__)』

そう灰原は変な意地を張ってるだけなのだ。

その意地はたったの一言で解決する。

『大丈夫だよ。』

「……貴方ってやっぱり変な人。」

『哀ちゃんひっどーい。』

「志保。そうは呼んではくれないの？」

そっぽを見る灰原___いや宮野をみてAはにっこり笑った。

『言うよ勿論！志保ちゃーん！！って！』

抱きつくAを灰原はひっぺがす。

「……勘違いしないで。私は運命から逃げたくないだけなの。」

『そんなところも可愛い！』

また懲りずに宮野に抱きつくAだった。

作者です。お久しぶりです。なんか関連ランキング入っててびっくりしました。

この話は出すのを渋ってた話ですが、今年は哀ちゃんの年だから許されるだろって事で出しました。

捏造でしかないので誰かに怒られそう(笑)

それはそうとて完結しても見てくれる人がいることに感動しました。

本当にありがとうございます。

また90人でもいったらまた何かかけたらなぁとは思ってます笑

have a nice life！

1.27 チョコミント

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