そ、空から降谷零が！

二枚目by松田 ページ38

『…夢か？』
「んなわけないだろ！」
「夢だったら面白いのにね〜」
「Aもなにいってんだ！」
くそぉ、俺がフラれたばかりだっていうのに！いやみか？
幸せそうな顔しやがって！顔ゆるゆるだぞ！

「いつも降谷くんがお世話になってます。」

綺麗な人だな。降谷とお似合いすぎて降谷をしばきたい。
『こっちも降谷には世話になった。』
「ああ。四年前の？」
よ、よく知ってんな…

てか降谷の言う通り観覧車で爆発して死ぬとこだったわ。あれ降谷が犯人じゃねぇのか？って思ったわ。
「おい！いらんことしゃべんな！」
『まてよ。俺を助けた後に言ってた人って…』
「わー！」
「急にどうしたんだい！？降谷くん！？」
『ほーぉ？特別に話してやるよ…えっと』
「藤代Aだよ。松田くん。」
『藤代、お前めっちゃ降谷に愛されてるんだな。』
「…それはうんまぁ。」

降谷にはちょうど見えない角度だったがその顔は赤かった。…ｸｿ降谷羨ましい(
俺は話しがてらあの時のことを思い出していた。

11月。肌寒くなったぐらいだ。え？めちゃくちゃ寒かっただろって？しらね(
とりあえず俺は爆弾解体してたんだよ。途中まで。
連続爆発事件でな。次の場所を爆発3秒前に教えるつーからさ。

『俺も終わりか。』
死ぬ覚悟をした時だった。
「ここで終わるのか！？警視総監殴るんだろーが！！」
『その話は忘れろ！！って降谷！？お前今までどこほっつき歩いてたんだ！！』
「その話は後だ！こっちにこい！」
『うおっ！ヘリコプターで登場とかかっくいー！って次の爆弾は！？』
「萩原が向かった！」
なら俺はここにいる必要はねぇ！
飛び移った瞬間爆発する。
『うおっ！』
爆風やべぇ！
「捕まれよ！」
お、お前…！

ヘリコプターも操縦できるのか…！？(

「降谷くんはなんでもできるからね〜てか聞く？降谷くん式お料理のさしすせそ！」
『面白そうだな』
「やめろ！！」
二人でわちゃわちゃしているのを尻目に俺はその続きを思い出していた。

「お前には死んでもらったら困る。」
『あ？なんでだよ。』
「A…俺の大事な人が会いたがっているからな。」
？
「この事件ももう一踏ん張りだ。これ以上は介入しないぞ。」
『はっ！ハムなんぞ必要ねぇよ。』
そういって別れた瞬間ふと思った

お前大事な人いんのかよ！？

振り返るともう誰もいなかった。ヘリコプターすらも。
あいつ大事な事さらっと言いやがった…！

仲良く喧嘩する二人をみた。

嫁を幸せしてやれよ！降谷！

次回諸伏

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