ちゃーんと探したんだろうね？ ページ25
『まず私がしりたいことはみっつ。』
指を三本あげた。
「きっと私の仕事が増えるんだね…」
ごめんな…！
『一つは兄さんの協力者は誰か。二つは兄さんが関わった事件の概要。』
「…協力者はパッと出てくると思うけど…」
『みっつ。なんで糞親父が公安側にいるのか。』
「…下手したら出てこないかもしれないわよ。」
ハッキリさせたい。
父さんは何者なのか。
…もしかしたら母さんの死には何かあるのか？
私が小さかったから、記憶も曖昧だ。
だからといって母さんが死んだのは父さんのせいだけどね。
「アプローチはしてみるけど、私そんなに権力持ってないからわからないかも。」
『やるだけやってみよ。』
「見事に撃沈しました！」
『秒で撃沈だね！！？ちゃーんと探したんだろうね？』
「したよ！でもセキュリティが厳重だったの！」
…それだけ重要な事件なの？
「…一つだけ。」
『え？』
「一つだけわかったことがある。」
『何！？』
「お兄さんと協力者関係にあったのは、」
『あったのは？』
「あなたのお父さんだった。」
…は？
友人と別れ、私は帰路に着く。
明日は会社行かなきゃな…。
ふとみたカフェのテラス席。
意外な人たちがいた。
『な、んで？』
父さんと降谷くんだった。
そっと近づき、聞き耳をたてる。
「…A…さんを心配しているのならば自分の口から聞いたらどうです？」
「…Aには悪いことをしてしまった、言えるわけがないだろう。＿＿＿＿だったこと。」
え…？
降谷side
『さすがに、あの顔は反則だろ…』
Aが出ていった後もぞもぞと起き出した。
「降谷くんごめんね、行ってくる。」
薄目で見た彼女は綺麗だった。
薄々、というかガッツリ気づいていたが、俺はAのことが好きだ。
恋愛対象としてみられていないことがここ最近の悩みだ。
彼女が用意したであろう朝食を食べる。
…このままずっとここにいられたら、なんてことをたまに考える。
俺は警察官になりたい。けど、Aとずっといたい、なんて。わがままだろうか。
少し家事をした後、俺は初めて一人で外へ出た。
別に出れなかったわけじゃなかったのだが、あまり気が乗らなかった。
『もう昼か…』
Aは俺にしょっちゅうお小遣いをやる。
やめてほしい…
たまには外で食べるか、
そう思い、いいところがないかと辺りを見回した。
「…君は、」『貴方は…』
Aの父に会ってしまった。
「…お昼でもどうだい？」
『…いいですよ。』
何とも奇妙なお昼となるのだった。
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チョコミント(プロフ) - mooさん» コメントありがとうございます🙏私もこの展開がお気に入りです💕 (7月8日 11時) (
レス) @page45 id: 5f4119665c (このIDを非表示/違反報告)
moo(プロフ) - めちゃくちゃ面白かったです！好みの展開で最高でした！ (7月8日 1時) (レス) @page44 id: e3fdbdb203 (このIDを非表示/違反報告)
チョコミント(プロフ) - まみこさん» コメントありがとう！また見返してくれていることが何より嬉しいです！ (2022年12月26日 7時) (レス) id: 5f4119665c (このIDを非表示/違反報告)
まみこ(プロフ) - いつもチョコミントさんの作品大好きな人間です((きも 久しぶりに見返したら、評価とコメント忘れてました！！お気に入りにしてたのに！申し訳ないです、50票のお知らせ来てたらそれ私ですww素敵なお話ありがとうございました。 (2022年12月25日 21時) (レス) @page44 id: 9d3f4398ec (このIDを非表示/違反報告)
チョコミント(プロフ) - おさん» 感想ありがとうございます！最高と言われる作品を作ることが出来て良かったです！恋人のシーンはきっと「僕には変人の恋人がいるさ！」と言ってくれるはずです。コナンくんの前なのでそんなこと言ってますがこのツンデレ降谷は脳内では夢主を可愛いとしか思ってませんw (2022年11月5日 21時) (レス) @page15 id: 5f4119665c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：チョコミント | 作成日時：2022年8月13日 16時
