そ、空から降谷零が！

コナンの苦悩 ページ33

コナンside
空から女の人が落ちてきた。
髪をなびかせ、落ちる人は不思議な雰囲気を持っていた。
どうすることも出来やそうだった
だから
『安室さん！空から女の人が！』
そういう前に安室さんは動いた。
必死な顔で。
泣きそうで嬉しそうな今までみた顔で最もひどい顔だった。
なんでそんな顔を…？
「Aっ！」
名前を知ってるなら知人？だったらどうしてこんなに不自然なところから落下してるんだ？
「降谷くん！？え！？空！？親方空から女の子ってか！？」
…なにいってるんだ？
「お前そんな年じゃないだろ！」
そう言う雰囲気が安室さんじゃない。
降谷零が出てるぞ安室さん…。
「ひどくない？？ねぇ？？うわ重力！！！」
一瞬だった。
安室さんはAとよばれた人を抱き抱えたのだ。
…すごい通り越して怖い。
そしてよぎるのは京極さんと蘭だ。
どうしてだろう。あの二人にもこの人間ではできない所業が出来る気がする…。
「こんの人垂らしが！！」
「Aだけだよ。」
聞いたことのないぐらい甘い声でそう女の人に言う安室さん。
…聞いてられねぇ…。
すごく帰りたい気持ちになった。
でも、その人の正体はしりたい。
恋人？友人？それとも奥さん？
そして思い出すのはIoTテロのこと。
"「安室さんって彼女いるの？」"
"「今はいないけど、好きな人はいるよ。でも強いて言えば……恋人はこの国、かな。」"
そう淡く微笑んだ安室さん。
…気になる。
「安室さん、その女の人は誰？」
すると、女の人はぱぁっと顔を輝かせた。
安室さん、そんな目で俺をみないでくれる…？？？
「おっわかわいい。破壊力えぐい。お姉さんの名前は"藤代"Aだよ。」
そう淡く微笑んだ。
藤代、というと目が潤んでいた。…なにかあったのだろうか。
「コナンくんに変なことしたら警察よびますね！」
あんたのほうが俺になんかしてきそうだがな！
「無罪です。」
「それは法廷で聞きます。」
なんだこの茶番…

そんな感じで降谷たちに振り回されるコナンだった。
次は今作最も可哀想な男、赤井秀一のお話。

赤井は今日も元気だな()→←あとがき

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す