あざとい注意報、発令中__fkr. ページ27
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覚悟はしてた。
お酒は飲むけど、まだ自我を保てる程に調節できる山本くんから、「 ふくらさん悪酔いしてる、ごめん 」ってメッセージが来てたから。
今までふくらさんは何度も酔って帰ってきた事はあったけど、ちょっと呂律が回らなくて頬がほんのり赤いだけで、ちゃんと自我は保ててた。
「 ねーぇ、A、もっとこっち来てよ。 」
でも、こんなになってるなんて聞いてない！
『 ねぇ、拳くんもう寝よ？明日早いんでしょ？ 』
「 んん、大丈夫だって。 」
『 いや、私が大丈夫じゃないの 』
コタツに二人で入って、とりあえずの酔い醒ましでお水を出したけど、お水なんて目もくれずに私の手を取ってにぎにぎ遊んでるだけ。
「 Aめっちゃ手綺麗 」
『 うーん、それは嬉しいけど… 』
「 …本当に、Aの彼氏で僕幸せだなぁ 」
『 もう、本当に拳くん酔いすぎだって、早く寝ないと体壊しちゃうよ？ 』
「 ううん… 」
何を言ってもやっぱりだめ。
『 肩貸すから、ベッド行こ？ね？ 』
「 うん 」
拳くんの腕を私の肩に回すと、そのまま拳くんはぎゅっと私を抱きしめた。
『 …っちょ、っと拳くん…… 』
「 …僕ね、Aの事めっちゃ好きなの 」
『 …うん 』
「 酔った勢いでしか言えないヘタレでごめんね 」
『 …私も好きだよ 』
私は、彼の頬にそっと手を添えてキスを落とした。
って言っても、明日には忘れてるんだろうけど。
明日には忘れてるでしょ、っていうのをいいことに、こんな事してごめんね。
『 …拳くん？ 』
気付かないうちに、彼は規則正しい寝息を立てて眠っていた。
『 もー、ここで寝ないでよ、風邪ひいちゃうよ 』
それでも起きる気配のない彼。
『 …仕方ないなぁ。 』
コタツで一緒にゴロンと寝転がると、やっぱり大人二人じゃ狭すぎるし、拳くんはお酒臭いし。
寝ようとした時に、またきゅっと指を絡めてくるから。
今日の発見
『 私の彼は、悪酔いするとあざとくなる 』
明日腰痛くなっても知らないんだから。
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アルコン型(プロフ) - こんばんは！いつも楽しく読ませて頂いています（*＾-＾*）最高の作品ばかりで何度も読み返しています。厚かましいとは思いますが、リクエストしても大丈夫でしょうか？(´・ω・｀) (2019年12月29日 22時) (
レス) id: 7d2d99b638 (このIDを非表示/違反報告)
サツラ(プロフ) - Rika1722さん» うわー、嬉しいです（ ; ; ）素敵な夢が見られるような小説が書けていたら幸いです！！ (2019年9月12日 15時) (レス) id: e4eef8aaeb (このIDを非表示/違反報告)
Rika1722(プロフ) - 最高です…。寝る前に読ませていただいています！いい夢が見れる気がして笑 (2019年9月12日 0時) (レス) id: a257df45f5 (このIDを非表示/違反報告)
サツラ(プロフ) - まっちゃさん» 嬉しいです(>_<)ありがとうございます！これからもよろしくお願いします！ (2019年9月8日 23時) (レス) id: e4eef8aaeb (このIDを非表示/違反報告)
まっちゃ(プロフ) - 短編集も最高ですっ！これからも楽しみにしてます(^^) (2019年9月6日 21時) (レス) id: 6d7b57be72 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サツラ | 作成日時：2019年9月5日 22時
