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「?どゆこと?」
「そのまんまの意味だよ。僕もいつもお姉ちゃんと比べられるし。そのせいでたまにいじめられるよ?」
私の言葉を聞いて、普くんは驚いた表情でこちらを見る
「え?それほんと?」
「嘘言ってどうすんの?」
ため息をつきながら、私は普くんの方を見る
「無理しちゃいけない。時には人に頼らないと。そのうち後悔するよ?」
そう言って私は明舞音姉の方へ行く
「お姉ちゃん、明日の発表会来れる?」
「ん〜と、多分行けると思う。確か発表会って午前だよね?」
「そうだよ」
「私(わたし)、明日は午後から、試合あるんだよねぇ。だから微妙な感じだなぁ」
明舞音姉は弓道をやっていて、私は、ピアノを弾いていた。私の実力は、全国1位で、といっても、これは去年の記録で、明日は、今年の全国1位を決める、大事な大会があった
「いつもお姉ちゃんってば大会重なって来れないからさ。今年こそは来て欲しいなぁって」
「この〜可愛い妹め〜」
そう言って明舞音姉は私に抱きつく
「だから、あんまり抱きつかないでってば」
「全く、胤華紗はほんとは明るい子なんだからさ?普くん達の前くらい、いいんじゃない?」
「嫌だよ、めんどくさい」
「まーためんどくさがって〜」
「ねーねーもう少しで着いちゃうよ〜」
明舞音姉達と仲良く話していると、いつの間にか家のすぐ近くまで来ていた
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作者名:ソラルナ | 作成日時:2020年2月25日 1時