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ある日の放課後
「明舞音姉まだかなぁ...」
私は、いつものように明舞音姉を校門前で待っていた
「胤華紗〜」
「わっ明舞音姉?」
腕時計を1度確認すると、後ろから明舞音姉が私を抱きしめた
「もう〜急に抱きつかないでって言ったよね?」
「まぁまぁ、今日は、普くん達も一緒だよ〜」
そう言うと、明舞音姉の後ろから、普くん達が出てきた
普くんは照れくさそうに挨拶する
「やぁ、どうも...」
「やっほやっほ〜」
相変わらず元気な司くんに少しため息をつく
「はぁ...お2人も一緒でしたか」
私が言葉を放つと、明舞音姉が少し不思議そうにこちらを見る
「何?お姉ちゃん」
「いや、なんでも?それよりも、行こっか」
普くん達とは家が近くで、よく、一緒に帰っていた
帰る時はいつも、明舞音姉と司くん、私と普くんでわかれて話すことが多い
普くんの隣を歩いていて、少々包帯を巻いているのに気づいた私は、普くんの方に目を向ける
「普くん、またいじめられたの?」
その言葉を聞いて、普くんは少し目をそらす
「ううん、こ、転んだだけだよ」
「何かあったなら言わないと。まぁ、僕が言えたことじゃないけど」
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作者名:ソラルナ | 作成日時:2020年2月25日 1時