私 が 輝 け る 場 所 2 .

ドッキリ . ページ4

(真剣佑side)






『千早…!!』






((ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ ※インターホン






ちはやふる ｰ結ｰ の台本を読んでいると突然インターホンがなった。



宅配とか頼んでたっけな…






『はい』






『…っどうしたのA？』






A「まっけん…」






そこには涙で顔がびちょびちょになったAがいて

僕が玄関の扉を開けた瞬間抱きついてきた。






『どうしたの、A』






強く抱きしめ返して頭をぽんぽんと撫でると、
安心したのかもっと泣き出してしまった。






『とりあえずあがりな？』






僕がそう言うと小さく頷いて大人しく靴を脱いでリビングまで上がってきてくれた。






『なにがあったの？』






『ゆっくりでいいから、話してみて？』






A「……あのねっ、あの、撮影で、」






『うんうん。』






A「失敗…しちゃって、」






A「監督から怒られて…」






A「こんな事も出来ないなら女優やめちまえって」






『そっか…』






『辛かったね。』






『でもね、Aは本当に素晴らしい女優だし、それ以上に本当に素晴らしい人だから』







『僕は、女優としても人としてもAのこと尊敬してるし大事に思ってるよ？』






A「……っ」






『大丈夫。Aなら。』

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