私 が 輝 け る 場 所 .

. ページ46

((七年前、つぼみが生きている時の回想シーン。))






※薄暗いつぼみの病室






−






『もうすぐ6歳だね〜つぼみ。』






『誕生日プレゼント、何がいいかな？』






看護師「もう6歳か〜早いねぇ」






『ですね…お母さんが死んでもう6年も経つのか…』






看護師「そうね。…じゃあ、あまり遅くまでいないようにね。健太くんも心配するよ」






『わかりました。』






((ガラッ ※看護師が出ていく






『6年…早いなぁ。』






『おっきくなったもんね。つぼみ。』







((ガラッ ※四宮が入ってくる






四宮「いたのか…花ちゃん。」






『…まだ毎日来てるの？』






四宮「あぁ。」






『いいのに。つぼみ、もう目覚めないんでしょ？』






四宮「…それはまだ、分からないだろ。」






『そんな事呑気に言ってて6年経った。』






『つぼみが植物状態で生まれてきて6年、お母さんが死んで6年、お父さんがいなくなって3年、健太と2人きりで暮らすようになって3年。』






四宮「………」






『全部お前のせいってこと忘れんなよ』






((バタンｯｯ！ ※花が出ていく

.→←.

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す