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『あ〜この空気!最っ高。久しぶりだわ〜』
クラブの扉を開けた瞬間感じるこの夜の雰囲気が私は好き。
哲人はあんまり好きじゃないみたいだけど。
『哲人踊んないの?』
市橋「あぁ、俺はいい。」
『つまんないなぁ…じゃあ私も踊んない』
クラブに来て踊んないとかなんなのよ、
とブツブツいいながら先にカウンターに座っていた哲人の横に座ると、いきなりぎゅっと手を握られた。
『えっ、なになに』
市橋「他の男から連れてかれねぇように」
連れていかれませんけどって思ったけど、照れながらいう哲人がなんか可愛くて言えなかった。
カウンターに座って手を繋ぐってなかなか無いな。
市橋「なあ、覚えてるか?俺らの初対面」
『もちろん。』
いきなりどうしたんだろう?と思いながら繋いだ手の先の彼を見ると、ぱちっと目が合う。
市橋「なんであの時、俺のこと助けたんだ」
『なによいきなり』
『なんだろうね〜…ほっとけなかったのかな。』
市橋「…そうか。」
『キュンときた?』
市橋「なにがだよ」
『私、哲人の事ほっとけなかったの。』
市橋「…っやめろ」
繋いでない方の手で顔を隠す。
『照れてる。』
ふふっと笑って哲人のほっぺたにキスすると、
ほんとにやめろ照れる。と怒られた。
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芦沢そら(プロフ) - 猫又さん» キャラ崩壊しかけてます…笑ありがとうございます頑張ります! (2017年8月26日 16時) (レス) id: 834265560d (このIDを非表示/違反報告)
猫又 - 照れてる市橋にときめきました!これからも頑張ってください。 (2017年8月26日 16時) (レス) id: d6cba85abb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:芦沢そら | 作成日時:2017年8月25日 17時