新 ・ 私 が 輝 け る 場 所 5 .

. ページ34

Aside






((ピンポーン






昨日、芽郁に抱きついて泣き続けていつの間にか寝てて。

足起きたら芽郁はもう朝ドラの撮影に。



行くところもなく仕事もオフでぼーっとしているのチャイムがなった。






『出ていいのかな…』






少し迷ったけど、とりあえず玄関を開けると






真剣佑「A…っ、!!!」






『まっけん、なんで、』






息を切らして汗だくのまっけんがいた。






真剣佑「ごめん…ごめんね、本当にごめんっ、」






真剣佑「僕が弱くて…Aの気持ちわかってあげれなくて、ごめん、ごめんっ、」






『まっけん！！！！』






まっけんの大きい瞳からぽろぽろ零れた涙をそっと拭う。






『泣きたいのは私だよ』






真剣佑「…っ、」






『ふふっ 笑 でもね、まっけん』







『構ってくれないだけで寂しくて、辛くて苦しくて…自分でもこんなに人を好きになったのは初めてってくらい＿』






『大好きなんだ、まっけんのこと』






私がそう言うと、さっきまで泣いてたくせにぱああぁぁっと明るい顔をして






真剣佑「僕も、自分で気持ち悪いくらいAが好き」



真剣佑「好きすぎて、困るくらい」






そう笑った。






＿どうやら私たちは、喧嘩をして愛を確かめるタイプのカップルのようだ。






.

ファンミ .→←.

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す