新 ・ 私 が 輝 け る 場 所 4 .

まあくん . ページ31

(Aside)






((ぴんぽーん






退院した初日、家に帰って一息ついた時に玄関のチャイムがなった。






『はい、』






菅田将暉「よっ。」






『…なに』






将暉「なにじゃねえよ倒れたって聞いたけど病院どこかわかんなかったから！」






『お見舞い来てくれたの？ありがとう 笑』






将暉「まあまあ、硬いこと言わずにあげろよ」






『はいはいどうぞどうぞ。』






.






『…なんですか改まって』






将暉「…Aが倒れる前、まっけんに会った」






『…ほお、』






将暉「どういうことだって言って、殴った」






『はあ!?』






将暉「Aはもう僕の事なんか相手にしてくれないとか言ってた。だから将暉くんがAと付き合いなよって」






将暉「…それで、腹立って殴った。」






将暉「こっちは、まっけんならAを守ってくれると思って諦めた。」






将暉「…っなのにおかしいと思わへん？」






『うん、おかしいんじゃないの、』






将暉「なんや、それ」






将暉「…俺の口から言っていいんか？記事の真相」






『…うん。聞きたい。早く、知りたい』






将暉「…泣きたかったら泣け。聞きたくなくなったら途中で止めていいからな」






『わかった、』






将暉「あの日、週刊誌に撮られた日。すずちゃんがまっけんのこと呼び出しとったらしい。まっけんはAに悪いと思いながらも仕事の相談やと思って行った。」






将暉「…そしたら、すずちゃんがまっけんに告白したんやと。[Aと別れて私と付き合って。 Aのことなんかすぐ飽きる]…って」






『…っすずが、』






将暉「まっけんはもちろん断って。週刊誌の写真はすずちゃんが無理やり腕組んできた時に撮られたらしい。」






将暉「…まっけんは、悪くないんやと思うで。」

.→←.

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す