新 ・ 私 が 輝 け る 場 所 4 .

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有原「…優華さん、市橋くんさっき目覚ましましたよ。優華さんもそろそろ起きたらどうですか？…ｯ」






＿爆破から数日。





＿市橋は目を覚ましたものの、優華は未だに目が覚めない。






有原「…優華さんの足のこと、市橋くんまだ知らないんですよ。優華さんの口から、言ってあげてくださいよ。」






有原「…義足、出来たみたいですよ。目覚ましたらリハビリ生活らしいです」






有原「市橋くんも頑張ってますから…優華さんも、」






『……、』






有原「…っ優華さん!?」






−






『そっ、か、あたしの足…ないんだ、』






＿爆破の衝撃で、左足の切断を余儀なくされた優華。






有原「…っでも、義足で前みたいに歩けるようになるって、先生言ってました」






『…哲人も、もう歩けないの？』






有原「市橋くんはリハビリしたらなんとか…でも、元には戻らないかもしれないって」







『…そう。』






哲人「…ｯｯ優華!!!」






『…てつ、と、』






市橋「優華…その足、」






『へへ、だめだったみたい。』






市橋「…有原、ちょっと2人にさせろ」






＿市橋の言葉を聞き、何かを察したように個室から出ていく有原。






『でも、哲人が生きててよか…っん、ちょ、』






＿優華の言葉を遮るようにキスをする市橋。






市橋「…こっちのセリフだよアホ」






『なにそれ。目覚まして早々アホはないでしょ！』






市橋「なあ、」






『ん？』






市橋「守れなくてごめん」






市橋「…っごめん、ごめん、優華…ｯ」

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