死にたいなって思ってた。【ハイキュー】 (ページ18)

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終われない、終わらないページ18

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今日、珍しい人が来た。
烏野のマネの潔子ちゃんだ。
喉越しが良さそうなゼリーを買って来てくれたようで、かなり嬉しかった。

「こんにちは、Aちゃん。体調はどう?」

病気の事はなぜかわからないが及川から聞いたらしい。
ちなみに、烏野メンバーはみんな知っているそうだ。
くそ、及川余計な事を…

『病気とは思えないくらい元気。よく寝てるからかな?』

ふふ、と2人で笑い合う。
この時間は幸せに感じるなあ。

潔子ちゃんからは色々な話を聞いた。
マネージャーを探している事、体育館は蒸し暑いという事、1年生がとにかくすごいという事。

私が経験していない1ヶ月は、あまりにも長すぎたようだ。
空白の時間。
真っ白で何もない、つまらない時間。
その時間に、潔子ちゃん達は色々な事を経験している。
羨ましい、私も外に出たい。
高校生活が病院で終わるなんて、嫌だ。

それから少しだけ話して潔子ちゃんは帰った。
する事がないから、もらったゼリーを食べてみる事にした。

レモン味、みかん味、ゆず味。
柑橘系のゼリーを買って来てくれたようだ。
試しにみかん味を食べてみる事にした。

掬ってみるとぷるり、とゼリーが揺れる。
美味しそう、

そのゼリーは、とても甘酸っぱかった。
意識が現実に引き戻される感覚がした。

このままじゃ人生終われないなって。

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