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｢剣のふりが雑すぎ、そんなんじゃ敵にやられるで｣
兵士に次々とアドバイスしていくシャオロン。
流石は近接最強と言われているからか、近接については的細かく改善点を教えてくれる。
俺も教えて貰った事があるが、確かに説明はわかり易かった。…少し煽ってくるので腹は立つが。
俺が死んでから俺の部隊の兵士はゾムだけの暗殺部隊では持ちきれないため、シャオロンとシッマが率いる近接部隊に異動してもらってた。
｢じゃあ10分間休憩挟むで、またここ集合な｣
どうやら休憩時間に入ったらしい。
兵士達がわらわらと喋りに言ったが、シャオロンはくるりと体の向きを変えてどこかへ向かった。
する事もないから着いていくとシャオロンは自室に入りぱたりと扉を閉めてしまった。
…10分休憩なのに大丈夫なのか？
勝手に部屋を覗くのも良くないとは思うがやはり欲望には勝てず、ドアをすり抜けるとシャオロンが自分の武器のシャベルの前に突っ立っていた。
｢えっーと、どれやったかな…｣
シャベルの持ち手を1本1本確認して、これは違う、これも違うとどんどんと探っていく。
すると急にシャオロンがその手を止め、1本のシャベルを手に取った。
『…！それ、俺が彫った奴やん』
その手に握られていたのは俺がシャオロンと仲良くなる為に買った名前彫り付きのシャベル。
何年も前なのに錆びてないし持ってくれているから丁寧に扱ってくれたんだろう。
｢やっぱこれが手に馴染むわ…｣
『ほんま？やっぱ俺お手製の奴やからな』
なんてふざけた冗談言ったらきっと彼は調子乗んなと小突いてくるだろうなぁ。
｢やべ、もう10分経っとるやん！！｣
アイツらに怒られると慌てて部屋を飛び出してった。
アイツら、とは多分兵士達の事だろう。
ここは上下関係があんまりないからな、だから俺もここが居心地いいと感じたんやろうな。
少し伸びをして、また城内散歩へ向かった。
(えっと、シャオロンさん？これ、良かったら)
(シャベルやん！ありがとうな、呼び捨てでええよ！)
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Mさん - めっっっっちゃ感動しました!!(涙)主人公くん、幸せになって‥ (2022年12月26日 19時) (
レス) @page31 id: 4b18ae76aa (このIDを非表示/違反報告)
テクノ - いつの間にか目からアラル海が出てるんですけど！どうしてくれるんですか！ 訳：神作をありがとうございます (2021年3月7日 18時) (レス) id: 871bbdc739 (このIDを非表示/違反報告)
名無し78982号(プロフ) - 全部読み終わった頃には顔が涙でぐちゃぐちゃになってるんですけどっ！ほんとに、、神か？ (2020年10月17日 12時) (レス) id: 20d8d28ddf (このIDを非表示/違反報告)
そーさく。(プロフ) - 緋色 恋蝶さん» ありがとうございます！面白いと言ってもらえてとても嬉しいです！ (2020年4月7日 21時) (レス) id: f7907d91ea (このIDを非表示/違反報告)
そーさく。(プロフ) - エクレアさん» ありがとうございます！そう言って貰えると嬉しいです！ (2020年4月7日 21時) (レス) id: f7907d91ea (このIDを非表示/違反報告)
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