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私たちは、昔よく来ていた小さな丘にやって来た。
ここで、スンチョルとたくさんお話したな。
「A、ここで俺はお前との結婚を考えた。」
スンチョルのそんな声に反応して、
「……私もだよ。」
なんて言えば、彼は私を抱きしめる。
その抱きしめ方がいつもと違って
いつもの優しく包み込む感じではなく、
力が強く、切羽詰まっている感じ。
彼も彼なりに、溜まっていることがあるんだなと
私は彼の背中に手を回し、そのままさすった。
「…A、ありがとう…。」
「ふふっ、スンチョルどうしたの。 今日はやけに弱気だね。」
「A、」
名前を呼ばれて体を離した私は彼の目を見つめる。
「……俺にはお前しかいないよ。」
今日の彼は、本当に弱っているようだ。
そんな彼を癒せるのは私しかいないと、
そう勘違いしていられるのも、今だけだった。
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Sooyoung Kang(プロフ) - 안녕하세요! 테스트 중입니다... (2022年8月17日 0時) (レス) id: 7b023cde93 (このIDを非表示/違反報告)
優(プロフ) - 失礼します。この作品は二次創作でありながらオリ/ジナル作品になっています。ルール違反なので、オリ/ジナルのタグを外していただくようお願いします。 (2022年7月12日 16時) (レス) id: 09c503bb24 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:くんかりん | 作成日時:2022年7月12日 13時