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「なぁA、俺ってどういう存在?」
最近は情緒が安定してきて、今まで通りの生活を送っていた。
そんななか、今私の隣にいるユン・ジョンハンは何を言っているのか。
「どういう存在、って?」
「Aのなかで一番になることはできない?」
ここで私が仮にも、できないと答えれば、彼はなんと言うのか。
俺たち離婚しよう、なんてならないよね、ジョンハナ?
「もう一番だよ? 今も、これからも。」
「そうじゃなくて、お前にとって ただ一人の一番になりたいんだよ。」
「それって、つまり…、」
_____「俺と幸せになるか、他のやつと幸せになるか。」
まさか、ジョンハニがこんなことを言うとは思ってもなかった。
いつも、俺にはAがいるだけで幸せ、って言ってくれるジョンハニだったから
そんなこと、考えたこともなかった。
それだけ、今まで我慢、してたのかな…。
私がここで、ごめんと言えば、
ハニはこれから別の人を探しに行ってしまうの?
私の知らないところで、私の知らない人と、幸せになってしまうの?
……そんなの、いやだよ。
「…っ、ハニやっ…、どうしたらいい…? 私、ハニのこと手放せそうにないよ…。」
「Aは勝手だね。
今まで散々愛してるとか言ってたくせに、結局はもてあそんでただけなんでしょ?」
ジョンハニに言われる、そういった言葉たちは
他の人に言われるよりも、ずっとずっと痛みを増して感じる。
気づいたら私の目からはたくさんの涙が流れていて、
いつもなら、そっと拭ってくれる優しいジョンハニの手も、
今は隣で微動だにせず、私たちの重たい空気を掴んでいた。
嘘だと言って。
これが嘘じゃないなら、あなたはもう可愛くなんかないよ。
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Sooyoung Kang(プロフ) - 안녕하세요! 테스트 중입니다... (2022年8月17日 0時) (レス) id: 7b023cde93 (このIDを非表示/違反報告)
優(プロフ) - 失礼します。この作品は二次創作でありながらオリ/ジナル作品になっています。ルール違反なので、オリ/ジナルのタグを外していただくようお願いします。 (2022年7月12日 16時) (レス) id: 09c503bb24 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:くんかりん | 作成日時:2022年7月12日 13時